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【餌釣鉱山】白けき虚像は夏がかつて見た幻

鼻をつく腐卵臭。 利用されるだけされて、用済みとなり、棄てられた土地。 今はただ、白濁した鉱水を湛える池だけが、妖しく滑らかに輝いている。...

 26, 2016   0
廃墟名: 餌釣鉱山
所在地: 秋田県
種類: 鉱山

マウントパラダイス小倉原山 その3【オリジナル物件】

店を出てしばらく歩くと、お地蔵様が大量に並んでいる場所に出た。 遠くには菩薩像も見え、異様とも言える独特の雰囲気が辺りに漂っている。 うぅ、この雰囲気は……今までの体験で一番近いのは、夕暮れ時に恐山にバイクで突入した時だ…… 地図の写真で見た印象より恐ろしく小さいが、これが「三重の塔」だろう。 根元から崩壊してしまっている。 「慈仏寺」へと続く道はショベルカーで塞がれていた。 解体が...

 17, 2016   0

マウントパラダイス小倉原山 その2【オリジナル物件】

カウンター。メニューを貼っていたと思われる上の板がまっさらなのが物悲しい。 店内には川ができてしまっていた。もはや外部と内部の境目もよく分からない。 囲炉裏には巨大な岩が。この建物を襲ったであろう土砂崩れの凄まじさを物語っている。 建物が曲がりなりにも無事に立っているのが不思議なくらいだ。 今はもう色褪せてしまった、華やかりし頃の遠き記憶。 菩薩様の御徳をもってしても、つい...

 16, 2016   0

マウントパラダイス小倉原山 その1 【オリジナル物件】

太陽が山の稜線から顔を出し、山間の小さな村に夜明けが訪れる。 ウグイスの鳴き声が凛とした空気に良く通り、辺りは肌寒いながらも実に爽やかな朝を迎えていた。 そんな私を出迎えてくれたのは、朝日を浴びて燦然と輝く菩薩像だった。 ここは「マウントパラダイス小倉原山」。仏教系のテーマパークの廃墟のようだが、詳細は一切不明だ。 "マウントパラダイス"から辿れる情報は、その後に続く「小倉原山」という...

 15, 2016   0

【白樺湖グランドホテル】その7:ディスコ(長野県茅野市)

残る施設は左の2つのみ。 まずは「スキー乾燥室」へ。 部屋には当時のスキー用品一式が残されていた。 当然といえば当然だが、設備がスキーのものばかりでスノーボードのものが全く見当たらないのが印象的だ。 いまやこうしたホテルの顧客層である若者は圧倒的にボード派である。 せっかくモテるためにウインタースポーツをやろうというのに、誰がダサい昭和のスキーなどやりたがるというのか。 そうした...

 12, 2016   0

【白樺湖グランドホテル】その6:風呂(長野県茅野市)

男湯。夢も希望もない。早く女湯に行こう。 とか思ってたら女湯はもっと夢も希望もなかった。 この風呂場の露骨な男尊女卑は古いホテルには非常によく見られる構造。 ネット上にはここの女湯を酷評する口コミも見られ、経営不振の一端はこういう所にもあると思われる。 いちいちそこかしこにバブルを連想させるものが鎮座している。 というか芸術とはいえこんなもん男湯に置いてたらやばいだろ、色々……。 ...

 10, 2016   0

【白樺湖グランドホテル】その5:食堂(長野県茅野市)

2階の地図で「ダイニング」とされる場所。 椅子を机の上に片した状態がそのまま残されていた。 「厨房」 キッチンには使われていない大量の食器類が、そのまま放置されていた。 廃墟となり15年もの歳月が経つにも関わらず、ここだけがまるで営業前日のようだ。...

 08, 2016   5

【白樺湖グランドホテル】その4:プール(長野県茅野市)

ついに来てしまった……バブルの落とし子、屋上温水プール。 一流のリゾート地ならともかく、こんな糞土田舎なのでもっとチャチいものを想像していたのだがそこはバブル。 天井は全面ガラス張りで開放感があり、プールそのものも十分な広さがある。 そして室内暖房用のスチームや夜間照明も完備。金かかっとるぞー、コレ! 現役時はもちろん、廃墟になっても間違いなくこのホテル一番の見所はここですね。 取り残されてし...

 06, 2016   0

【白樺湖グランドホテル】その3:客室(長野県茅野市)

館内地図を見つけた。 左下1階の「ブルースター」というのはバーのことだろう、珍しくはない。 だが右上端に見える最上階の「温水プール」というのが非常に気になる。 はやる気持ちを抑えて、まずは客室へ。 Oh…… と思いきや、そのすぐ隣の部屋はこんなだったりする。 まさに天国と地獄。 この部屋など現役時とまるで遜色がない。 写真でベッドのシーツが少しボコボコしていて毛布がくしゃくしゃ...

 04, 2016   0

【白樺湖グランドホテル】その2:フロント(長野県茅野市)

天を埋め尽くす蝶々。 人間たちに張付けにされた、造り物の身体。 その翅が風を孕むことは決して無いはずだった。 だが彼らはその生涯でただ一度だけ本物の空を舞い、そして地に墜ちて、死んだ。 ロビーの奥に、館内の案内図にも記載が無い隠し部屋を見つけた。 恐らく古いバーの跡で、併設の建物に新しいバーができた後に倉庫などへ転用されたのだろう。 受付の奥はスタッフルームと相場は決まっている。...

 02, 2016   0