Menu

【内部潜入】世界平和大観音像(平和観音寺・淡路島)

1. 概要 世界平和大観音は兵庫県の淡路島にある観光複合施設の廃墟。正式名称を「豊清山平和観音寺」という。昭和57年(1982)に建立された巨大観音像は台座部分を含め全高100メートルにもなり、当時は世界最大の仏像として注目を集めた。 昭和52年(1977)のオープン当初はそこそこの賑わいを見せたものの、観音像の完成から6年後の昭和63年(1988)にオーナーである奥内豊吉氏が死去。その後妻が経営を引き継ぐも...

 05, 2020   26

国民宿舎むろと

1. 概要 国民宿舎むろととは、四国東南端の室戸岬にある国民宿舎の廃墟である。国民宿舎とは税金を投入して建てられた公営の宿※1のことだ。行政サービスの一環であるため宿泊費が安いことが最大のメリットであり、他にも民間ではありえない好立地にあるなどの利点がある。本宿舎も国定公園※2の中、それも絶景ポイントに位置している。 開業は昭和46年(1971)7月、総工費1億2500万円をかけて建設された※3。平成17年...

 29, 2020   12

室戸生コンクリート企業組合

1. 概要 室戸生コンクリート企業組合とは、四国の東南端に位置する室戸岬にあるコンクリート会社※1の廃墟である。「企業組合」とは聞き慣れない名前だが、要するに中小企業の一種だと考えてよい。世の中の企業がほぼ株式会社と有限会社で占められる中、この形態を取る企業の割合は零コンマ数%の世界であり極めて稀である。 事務所に掲げられていた品質管理の合格証の有効期間は平成17年(2005)3月31日までであった...

 26, 2020   2

スカイレスト ニュー室戸

1. 概要 スカイレストニュー室戸とは、高知県の室戸(むろと)岬にそびえ立つ展望レストランの廃墟である。ここは四国の東側の最南端にあたり、岬からは太平洋が一望できる。この素晴らしい展望を生かして結婚式場としても使われていたようであるが、昭和47年(1972)のオープンからわずか6年で閉鎖してしまった。 一度見たら決して忘れられないその奇抜な外観から、2000年代の廃墟ブーム以降はマニアであれば知らぬ...

 17, 2020   10

山本園大谷グランドセンター

1. 概要 山本園大谷グランドセンターとは、栃木県宇都宮市の北西部に位置する大谷(おおや)町にあったヘルスセンター跡である。ヘルスセンターとは今で言うスーパー銭湯のことであり、決して不健全な施設等のことではない。 大谷町で産出する岩石は柔らかく加工性や耐火性に優れるため、古くは古墳時代から建築材料として用いられてきた。その長大な歴史は地下に巨大な空間を生み出し、「大谷石地下採掘場跡」とし...

 06, 2019   20

ファミテック

1. 概要 ファミテックとは、栃木県日光市の森の中にそびえ立つ、地上9階建て・東側全面ガラス張りの廃墟ホテルである。周囲はただただ山野が広がるばかりの田舎に、突如としてこの都会にあるような巨大ビルがぽつりと鎮座しているさまは、まさに「異様」の一言に尽きる。 1階にはフロントやバーと思しき小部屋があり、客室は8階まで。最上階は展望レストランとして使われていたようだ。この廃墟の目玉でもあるガラス...

 08, 2019   23

星と陽の光の中の奥多摩ロープウェイ

【微速度撮影】奥多摩ロープウェイからの日の出(ニコニコ動画) 廃墟「奥多摩ロープウェイ かわの駅」より見える奥多摩湖の日の出の様子をタイムラプス撮影してみた。動画そのものには廃墟要素が皆無なのが申し訳ないが…… ちなみにこの動画の撮影の前には、かわの駅の屋上から星景動画の撮影にもチャレンジしていた。 【微速度撮影】奥多摩ロープウェイからのオリオン座(ニコニコ動画) 夜明けの空の蒼色に溶けていく星...

 11, 2012   2