Menu

700 467

【探索レポート】円形ホテル「エノモト」 その3【オリジナル物件】

(その2より続き)

廃墟_円形ホテル「エノモト」_円の中心

建物全体は前方後円墳の形をしており、今その「円」の中心に居る。
「方」部分がこれまでに見てきた受付と管理者居住区、「円」部分が客間となっている。
そして管理者居住区と客間は写真のように接続されている。
ホテルの廃墟は数多く訪れたが、これは他では見ない珍しい造りだ。


廃墟_円形ホテル「エノモト」_風呂

そしてその無茶な造りは風呂部分に全部しわ寄せが行った。
デッドスペースがとても多く、すごく狭く使いにくく感じる。


廃墟_円形ホテル「エノモト」_ベッド

寝場所もベッドじゃないことに驚いた。恐らくエアマットを敷いていたのだろう、無駄に窮屈に感じる。
そしてサイズもどうひいき目に見てもセミダブルくらいしかない。
ここに二人寝るの?無理じゃない?

造りは完全にラブホのそれなのだが、これを見るとそうとも断定しかねるところ。
ビジネスホテルと言われれば納得してしまいそうだ。


廃墟_円形ホテル「エノモト」_階段下

円形の弊害はこんなところにも。
普通は1階は駐車スペースで階段のせいで部屋が狭くなることはないのだが、
このホテルは各部屋にもれなくこの無駄スペースが設置されている。

ちなみに2階の部屋は施錠されており入ることはできなかった。


廃墟_円形ホテル「エノモト」_部屋の出入口付近

2階の部屋に付属する非常はしごとみられる設備は、もれなく長さが中途半端だ。
はしごは廃墟化した後に侵入防止で切断されることがよくあるが、造りから見てこれはどうも当時からこの長さな模様。
だがこれでは30cmくらいしか稼げてないし、この高さではそもそも不要なのでは?
こういうのを「トマソン」と言うのだろうか。随所に設計上の不備が見て取れる。


廃墟_円形ホテル「エノモト」_受付

もう訪れる者も無いホテル。決して鳴ることのない電話。
吹き抜けていく風は寂しく、そうしてただ朽ちていくのを、私は待とう。

(その4に続く)


にほんブログ村 このブログに投票
関連記事

0 Comments

Leave a comment

0 Trackbacks

Click to send a trackback (FC2 User)