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【イナチュウ美術館】輪島塗の地に眠るベルサイユ宮殿廃墟

【廃墟】イナチュウ美術館(漆喫茶ルネッサンス)_外観

家族旅行の折に偶然見つけた廃墟。

【廃墟】イナチュウ美術館(漆喫茶ルネッサンス)_彫像

廃墟になっても美しい建築というのはやはり素晴らしい。

イナチュウ美術館(漆喫茶ルネッサンス)__現役時GoogleStreetView01

こちらはGoogleStreetViewの画像。周りは完全にニッポンの朝市なのにここだけ唐突にバロック風建築※1なので正直ぎょっとする。そしてその異様さは廃墟となることによりさらに熟成された。

イナチュウ美術館(漆喫茶ルネッサンス)_現役時GoogleStreetView02

中には喫茶店を併設しており、輪島塗のカップを使ったコーヒーや紅茶のほか、合計100万円のリモージュのカップを使ったティーセット(1000円)があった。美術館のオープン以来来館者だけが利用できる場所であったが、開館から19年が経過した平成22年(2011)3月に喫茶店のみの利用もできるようになった※2。上の画像2つはその最中のもの。だがそうした経営努力も空しくその年の12月には美術館ごと閉鎖に追い込まれ、経営母体である「稲忠漆芸堂」も翌年(2012)11月に倒産※3してしまう。

イナチュウ美術館(漆喫茶ルネッサンス)_現役時(輪島市観光情報サイトより引用)

(▲ 画像は輪島市観光情報サイトより引用)

美術館には16世紀から19世紀の美術工芸品400点あまりが展示され、そのいずれもが目玉の飛び出るような超高級品だったという。開館当時の様子についてはこのブログが詳しい。これで入館料500円、しかも撮影自由とは、私も現役時にぜひ来てみたかった……! もしこれが関東圏にあれば、レイヤーの撮影スポットとしてかなりの人気が出たことは間違いない。

【廃墟Data】

探訪日:2015年7月中旬

状態:健在

所在地:

  • (住所)石川県輪島市河井町2-79-1
  • (物件の場所の緯度経度)37°23'45.8"N 136°54'09.4"E
  • (アクセス)朝市駐車場から大通りを輪島朝市の方へ歩いていって、鮓井漆器店の角を輪島朝市のメインストリートへ入っていくと、1ブロック先の左手に見える。