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白石鉱山 探索レポート

白石鉱山_俯瞰

GW最後の探索は、ここ白石鉱山だった。
解体の噂があり心配していたが、どうやらそれは杞憂に過ぎなかったようだ。


白石鉱山_セコム

現地につき、まずは正面ゲートを当たってみたものの、しっかりと機械警備が入っていた。
地図を確認すると、他に川か山を越えるルートがありそうだったが、川は越えられないと判断して、山側からアプローチを開始することとした。


白石鉱山_敷地内を堂々と歩くオッサン達

山を越え、もう一歩で正面ゲートから敷地内に続くメインストリートに出るという所で、まさにその道を三人組の老人が談笑しながら散策しているのが見えた。
え……機械警備は……? 旧鉱山関係者の見学会か何かか?
しかしいずれにせよここまで来て引き返すわけにはいかないので、彼らとは反対方向の建物から探索を開始することとした。


白石鉱山_塔

駆け足で建造物の影に身を潜める。


白石鉱山_渡り廊下

先程の円柱状の施設の裏にあるこの渡り廊下から建物内に潜入した。


白石鉱山_藤に似た花

建物内に入ると、ほのかに甘い香りが漂ってきた。
不思議に思い、香りの元を探していくと、藤に似た花が満開になっているのが見えた。


白石鉱山_給排気系?

隣接する建物を見ると、この巨大な円錐状の構造物がよく目立っていた。機械の給排気系だろうか。


白石鉱山_後方部分全景

その建物に移り、内部から地上に降りて外へと出る。
この写真で言うと、中央の茶サビた建物を降りて右の倉庫一階へと降り、そこから出てきて振り返った所になる。


白石鉱山_落書きされたコンテナ

ふと広場のコンテナを見ると、全てがこのようにひどい落書きの的となっていた。
保管しているものはPCB。不法投棄と思しきゴミも所々に散乱していた。
正面ゲートの警備が厳重なのは、こんな所に由来するのだろう。


白石鉱山_子供連れと遺構全景

翌日。川越えのルートの方が遥かに楽そうな事を前日に確認していて、今日はそちらからアプローチを開始した。
しばらく外観を撮っていると、中年男性に後ろから声をかけられる。洞窟…見学会…だと……?
どうやら近くに洞窟があって、今日は特別に見学会を催すらしい。増える家族連れ。人人人。しかも危ないから廃墟には入るなと念を押されてしまった。ヤバい、このルート終わった。


白石鉱山_崖越え

結局、前日と同じく無駄に辛い崖越えルート。一時間以上は無駄にした。
例の「白の部屋」の場所は前日のうちにだいたい目星をつけていたのだが、そこに至るルートは川越えに頼っていたこともあり、こちらからだと全くわからない。
上空から施設全体を確認しようと、さらに上へ上へと山を登っていく。


白石鉱山_最上部

施設群の最上部へと到達した。
しかし眺めはいいものの、地上の施設に生い茂る緑に阻まれ道の確認など全くできない。


白石鉱山_ラピュタ

ついでにそのまま山道を進んでみる。
山側には基礎だけが残ったほぼラピュタ状態の遺跡がそびえ立っていた。


白石鉱山_坑口

ここ白石鉱山は、露天掘りが多い石灰鉱山にしては珍しく、穴を掘って鉱石を採取していたと言う。
これがその坑口と思われるが、中は土砂で埋まってしまっていた。


白石鉱山_採掘現場?1

白石鉱山_採掘現場?2

坑口のあったさらに奥の土地には、崖崩れがあったような光景が広がっていた。
小さく白く光っている石は、ここで取れたカルシウム系の鉱石の一つだと思われる。


白石鉱山_最深部

道はさらに奥へと続いていたが、今回はここで引き返すことにした。


巨大倉庫の間

結局「白の部屋」へと続く道は、二つ並んだ巨大倉庫の間を奥へと進むことで見つけることができた。


白石鉱山_「白の部屋」への道

道は非常に狭く、草が生い茂る夏場は通行が困難であることが予想される。


白石鉱山_水溜り

さらに夏場に問題になるであろうものに、蚊の大量発生が考えられる。
今の時期は全く影すら見当たらないが、施設内にはこういった流れのない水場がふんだんにあり、ボウフラ達の格好の棲家であろう。


白石鉱山_「白の部屋」への入口

ようやく白の部屋と思しき建物の前までたどり着いた。
が、部屋を一周してみても入り口は見当たらず、唯一入れそうなのがこの小さな隙間だけであった。
ピザお断りの廃墟とかあるのか……(困惑)
この時ほど普通体型であることを感謝した日は無い。


白石鉱山_白の部屋

ついに……ここまでたどり着いた…………
この廃墟めちゃくちゃ広くて本当に大変だった……

しかし、いざ中に入ってみるとどう撮ってよいのやら。
この部屋には覗き穴があり、ここに入る前は「おおおおおおおおお……!」と大変感動させられたものだが、実際に撮影を開始してみると、今までの撮影者は結構工夫して撮っていたんだなぁ、というのを感じさせられた。

というのも、「白の部屋」としての状態が思っていたよりもかなり悪いのだ。

他にも部屋はいくつもあるが、風雨にさらされ続けてそのほとんどが見るも無残な状況となっている。
最も状態の良い写真の区画だが、今回は“探索レポート”ということで、実際の見た目に近くなるように処理をした上で掲載してみた。

以上でこのエントリは終わりとする。
この廃墟は敷地が広大な上に高低差まで加わり、撮影しながらの二日間では全体を探索し切ることはできなかった。また積極的に機会を作り、ここには再訪したいと思っている。

***********追記 2012.8.12***********

2012年夏、本廃墟は解体されてしまいました。
以下に白石鉱山が存在していた詳細な場所を掲載しておきます。



住所:三重県いなべ市藤原町篠立3999

***********追記おわり***********