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【エビス水産】生き仏からの言葉が残された水産加工場の廃墟

【エビス水産】冷凍倉庫と惣菜工場

茨城県神栖市にある水産加工会社の廃墟。南北を走る小道を挟んで東側には大きな加工工場が、西側には冷凍倉庫や惣菜工場(上の写真)などがある。倉庫は南京錠で施錠されているほか、東側の工場も敷地の周りがぐるりと高い鉄板で覆われており(後述)、一応は管理が試みられたようである。

ちなみにこの廃墟は現役の居酒屋である「エビス水産」とは何の関係も無い。

冷凍倉庫出入口

冷凍倉庫の出入口。

冷凍倉庫出入り口に掛けられた生き仏さんからの謎のメッセージ

扉の取っ手には「生き仏」さんより謎のメッセージが。
文字の配色や読み仮名をわざわざ振る(しかも間違ってる)あたりにそこはかとなく狂気を感じるばかりか、自らを「生き仏」とまで称して疑わないアチラ側の住人の方々にありがちな絶対的自信、そして内容はともかくとしてそれをこんな廃墟にぶら下げる意味が全くもって理解しがたいので、正直恐い。

「おさかなさん殺さないで!!!」という事だろうか……? もうそのおさかなさんが居ないどころか、会社そのものが助からなくて死んだ跡なんですけどね、ここ……。それとも「会社を助けて」ってこと……? 元社長が狂った末に設置したとか……

……ヤバみのある奴が周りにいないかどうか、思わず見回してしまう。

惣菜工場外観

冷凍倉庫の横には惣菜工場がある。

惣菜工場内部

中は閑散としている。機械類などは見当たらない。

空のパッケージ

しかし製品を封入する前のパッケージが大量に残されていた。この情報を詰め込めるだけ詰め込んだ雑多なデザインが、拭い切れないローカル感のような何とも言えない味を醸し出しており、私の好みである。

空っぽのカート

製品が山と積まれていたのも、今は昔……

エビス水産_冷凍工場と事務所

こちらは冷凍工場と会社事務所。敷地には何台か車が止まっており、周辺の住民達の駐車スペースとして(勝手に?)使われているようである。

また、写真では分かりづらいかも知れないが「エビス水産」のハゲかけたペンキの裏から、うっすらと「株式会社岡本商店 冷凍工場」の文字が見えてきてしまっている。「マル吉」の赤いロゴマークが全く同じなので、この岡本商店がエビス水産の前身と考えられる。

エビス水産_冷凍工場(左)と冷凍倉庫(右)

工場は荒廃が激しくほとんど骨組みだけしかない所もある。なので他よりも危険度が高いと判断されたのか、周囲は高い鉄板でずっと先まで囲まれている。

冷凍工場をぐるりと囲む鉄板

特にこの南側の損傷が激しい。そして鉄板はここまで完璧に敷地をぐるりと取り囲んでいる。

住宅跡

工場の横には植物に埋もれるようにして住宅跡の廃墟があった。入口を完全に塞ぐほど成長した木々の大きさが、廃墟となってしまってからの長い歳月を物語る。

住宅跡裏

住宅跡の隣の敷地はご覧の通り。何かの構造物があったと思われるが、簡易なプレハブのような造りだったようで、工場の廃墟化後にいの一番に崩壊してしまったのだろう。

立入禁止 やりがちな漢字間違い

全ての探索を終えて冷凍倉庫の入口まで戻ってきた。よく見ると地味に漢字が間違っとる(笑)

【廃墟Data】

探訪日:2017年8月下旬

状態:冷凍工場は痛みが激しい その他は健在

所在地:

  • (住所)茨城県神栖市波崎7491-1(冷凍工場)
  • (物件の場所の緯度経度)35°44'54.9"N 140°48'55.0"E(冷凍工場)
  • (アクセス)JR総武本線「銚子」駅より、国道126号線(124号線)を茨城方面に行き銚子大橋を渡る。橋を渡りきってすぐの「銚子大橋入口」交差点を左折して、細い路地へと入る。その道を1km弱進むと、左手に「エビス水産 株式会社」と書かれた看板が見えてくる。そこが冷凍工場の敷地である。