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細尾発電所 探索レポート

前回のエントリに引き続きこれまた「2007年5月」探索という大昔のネタの記事だが、当ブログにバイク成分が著しく不足しているため、無理矢理載せてみた。

細尾発電所_01

あいにくの天気。
廃墟写真と言っても、この頃は単なる記録撮影が主で、バイクにビニールが下がっていたりするのが何とも。

細尾発電所_02

入り口からそっと中に入る。

細尾発電所_03

写真中央に見えるのが、入ってきた入り口。中は資材置き場となっていた。どうもここは恒常的に資材置き場として利用されているらしく、綺麗な写真を撮ろうとなると、相当アングルが制限されることになるだろう。二つ張ってある鋼鉄製のロープは、壁面崩落防止用のものだと思われる。

細尾発電所_04

救急箱があった。中には古びた脱脂綿と、枯れたヨードチンキ。当時物だろう。五年経った今も、まだ無事に残っているだろうか。

細尾発電所_05

窓枠。ガラスは無くなってしまっているが、非常に意匠を凝らした造りであることが分かる。

電気施設の廃墟といえば、小林伸一郎氏が撮られた隣県の丸山変電所が有名だが、今では文化財として修復されて綺麗になってしまっている。もはや廃墟としての魅力は皆無で、当然立ち入りも出来ない。ここ細尾発電所は入れるが、廃墟としての寿命がほとんど尽きていて、半分遺跡になりかけている。さらには崩落防止用ロープや窓枠に打ち付けられた板、資材のブルーシートなどもあり、廃墟情緒を感じるのには、少しばかりノイズが大きい場所かもしれない。

近隣にはその知名度と雄大な姿で廃墟マニアを魅了し続けた足尾銅山の廃墟があったが、2010年3月に解体され、その長い歴史に完全に幕を下ろした。従って、「足尾に行ったら、細尾にも行っておいて損はない」といった紹介すらできない。

とは言え、ここ細尾発電所は近代建築の傑作を肌で感じることができるのだけは間違いない。まだ足を運んでいないのであれば、一度は行っておいて良い場所だと思う。