1. 概要 摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は兵庫県神戸市にあった昭和初期のホテルの廃墟。写真の流麗な半円形テラスで名を馳(は)せ、廃墟愛好家であれば知らぬ者はいなかった。その圧倒的美しさは他の廃墟の追随をついに許さず、かつては「廃墟の女王」とまで謳(うた)われた。 日本を代表する廃墟として双璧を成していた軍艦島と同じく、摩耶(まや)観光ホテルもドラマや映画のロケ地としてたびたび使用され...
1. 概要 下関のはずれ、山間部の県道沿いにある温泉郷の廃墟。ここには上に写っている「ニュー湯谷」の他にもう一軒「湯谷荘」という旅館もあったのだが、現在はこちらも廃墟になってしまっている※1。当地に残っていた温泉宿はこの2件だけであるため、2009年のニュー湯谷の閉鎖をもって湯谷温泉そのものが地図上から姿を消したことになる。 2. 実際に足を運んでみた 県道沿...
(→「【プリンス平安】その3:式場~客室」より) 【広告】 ホテルの裏側には従業員の住まいらしき建物が見えたので、最後に少し寄ってみよう。 玄関の扉はまるっきり無くなっており、ウエルカム状態だ。 玄関から入ってそのまま直進して1階の居間へ。 これはひどい 居間の壁には、子供から父親へと贈られた感謝の言葉が残されていた。家の残留物や配色の傾向か...
(→「【プリンス平安】その2:1階フロント周辺」より) 式場にはグランドピアノが残されていた。廃墟となった今、奏でられるは静寂に耳が痛くなる程の無音の旋律―― なお、この式場には壁や天井から剥がれ落ちた断熱材が床に層になって降り積もっている。これがアスベスト含有のものかどうかは素人には一見しただけでは分からないが、この式場に足を踏み入れるのであればそ...
(→「プリンス平安(赤平観光センター)その1」より) 【広告】 さて、それではフロントの横を抜けてその奥の区画を見ていこう。 通路には食器などを入れていたと思しき色とりどりのロッカーがずらりと並ぶ。 さらに奥にもこの通り。鍵のかかる作りであることから見て、これらは恐らく近所の銭湯か...
1. 概要 北海道の赤平(あかびら)市にあるホテルの廃墟。大型の式場を併設しており、地元企業の祝賀会や学校の同窓会、米寿・喜寿の式典など主に地元の方のお祝い事に使われていた。また、仏式の葬儀も行なっていたようだ。 つまりここではいわゆる「冠婚葬祭」がとり行なわれていた訳だが、現地に残された当時の写真を見る限りでは、同窓会や長寿のお祝いがその大半を占めている。その中で「婚(結婚式)」だけが...
1. 概要 これもイナチュウ美術館同様、金沢への家族旅行中に見つけた物件。というか見つけたも何も、初日に宿泊したホテルの隣がこれだった。 ネット上には「宿泊前日の夜に突然ホテル側の都合で予約をキャンセルされた」などという背筋の凍るような口コミがあり、その日付が2014年8月なのでこれが廃墟化時期と見てまず間違いないだろう。 そうなると、探索時点では廃墟化してまだ1年も経っていなかった事になる。...
玉野川渓谷という、かつて栄えた景勝地にその廃墟はあった。 この廃墟は白骨死体が発見されたことであまりにも有名である。2012年に通報される以前から死体の噂はあったらしく既に県内では有名な心霊スポットだったが、そこに実際に遺体発見のニュースが飛び込んできたことで、この物件の愛知県最恐の地位は揺るぎないものとなった。 【広告】 ...
龍の名を冠する城郭風ホテル。銀色のアルミサッシがどうしてもチープさを醸(かも)し出してしまうが、それ以外はなかなか頑張っていると思う。堂々とした佇(たたず)まいもGood。 お、県特産のいぶりがっこではないか。 どこの温泉町にも言えることだが、ここも例に漏れず廃墟化している建物はこれだけではない。かろうじて生きていそうなホテルも明かりがついているのはロビーだけというのが散見され、町全体にも...