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室戸生コンクリート企業組合

1. 概要 室戸生コンクリート企業組合とは、四国の東南端に位置する室戸岬にあるコンクリート会社※1の廃墟である。「企業組合」とは聞き慣れない名前だが、要するに中小企業の一種だと考えてよい。世の中の企業がほぼ株式会社と有限会社で占められる中、この形態を取る企業の割合は零コンマ数%の世界であり極めて稀である。 事務所に掲げられていた品質管理の合格証の有効期間は平成17年(2005)3月31日までであった...

 26, 2020   2

【エビス水産】生き仏からの謎のメッセージが残る廃墟

1. 概要 エビス水産とは、茨城県神栖(かみす)市にある水産加工会社の廃墟である。南北を走る小道を挟んで、東側には大きな加工工場があり、西側には冷凍倉庫や惣菜工場(上の写真)などがある。倉庫は南京錠で施錠されているほか、東側の工場も敷地の周りがぐるりと高い鉄板で覆われており(後述)、一応は管理が試みられたようである。 ちなみにこの廃墟は現役の居酒屋である「エビス水産」とは何の関係も無い。 ...

 03, 2017   4

【廃墟】指宿ソーイング その2(鹿児島県指宿市)

(→「指宿ソーイング その1」より) もうひとつの大きな区画も同様にがらんとしている。 出来上がった製品を運んでいたと思われるカート。 ここに製品を積んでいたのだろう。 極めて自然に腐食したメモ書き。まるで漫画に出てくる宝の地図のようだ(笑)。書かれている内容も宝の地図よろしく暗号めいていて不明。一体何の数字なんだ……? 「エルボー」とあるので初めは縫製...

 18, 2017   0

【廃墟】指宿ソーイング その1(鹿児島県指宿市)

開聞トンネルへのツーリングの帰り道、明らかに廃墟な建物が視界を横切ったのでちょっと寄ってみた。 目の前のバス停には「ソーイング前」とある。ここには他に建物が見当たらないのでこれがそのSewing(ソーイング)、つまり縫製工場と見て間違いないだろう。やはり完全に廃墟化している。 作業場はがらんとしている。縫製用の機械などは見当たらない。 こういう標語ばかりでは何の工場か分から...

 17, 2017   0

在りし日の秩父セメント

探訪日:2008年9月中旬 霧に包まれる、在りし日の秩父太平洋セメント工場。 霧の中のバイクでの峠越えは危険を伴った。 近くて遠い、雄々たる摩天楼を想う。 この一年前に初めてここを訪れた時にはすでに解体工事が始まっており、日曜日だというのに敷地内をトラックや重機がひっきりなしに行き交っていた。 もっと早くに来れていれば……悔やむ気持ちは大きい。...

 31, 2014   0

テクノ・ハセップ

新潟廃墟遠征時に故障したバイクを回収するために長岡市から北へ向かっていた所、偶然見つけた廃墟。朽ちた工場の内部には、廃材が天井に届くほどうず高く積まれている圧巻の光景があった。 梅雨前線の分厚い雨雲が、強風と雷雨を伴い北陸の地を襲う。ふと雨が止み、風の音が遠のく。雲が切れ、辺りに降り注ぐ光の筋。 異様な静けさが、不気味に辺りを包み込んでいた。...

 30, 2013   0