概要 ホテルキャデラックハウスとは、山梨県の清里高原にあるバブル期のホテルの廃墟である。その名の通り、キャデラックというアメリカのビンテージ車をコンセプトにしたホテルだった。駐車場の一部と1階の大半を使って高価な外車が何台も展示されていた。博物館とホテルを合わせたような独特の物件である。 ...
概要 水上温泉(みなかみおんせん)とは、群馬県みなかみ町にある温泉地である。利根川の源流部に位置し、美しい森と渓谷を楽しめる。伊香保や草津とともに、群馬を代表する温泉地の一つである。 しかし現在は廃墟となったホテルが目立ち、お世辞にも活気があるとは言えない状況だ。伊香保温泉にも廃墟は多くメディアに取り上げられることがあるが、街自体には活気があふれており水上温泉とは対照的であ...
概要 東洋診療所とは、栃木県小山市にあった中規模病院の廃墟である。同じ県内の都賀(つが)病院と旧野木病院を合わせて「栃木三大廃病院(心霊スポット)」として、かつては恐れられていた。 この廃墟の心霊的な噂(うわさ)でもっとも有名なのは「上階の窓からこちらを見下ろす女性の霊が出る」というものだ。この怪談は男鹿プリンスホテルの噂とよく似ており、有名な心霊スポットでは女性が窓から外...
概要 本記事は、廃墟「姫川病院」の旧館1階について詳しく紹介している。ここには、この廃墟の心霊的な目玉である霊安室がある。 診察室や薬局のある新館の方を見たい場合は、前回の記事を参照のこと。 目次 1. 介護・福祉エリア 2. 厨房・食堂 3. 救急対応エリア 4. 検査エリア ...
ポントヌフ宮殿とは、ポーランド南西部のレグニツァ(Legnica)近郊の町ポントヌフ(Pątnów※1)にある宮殿の廃墟である。ここはドイツとの国境にほど近く、ドイツ系の有力貴族ロートキルヒ家※2のエルンスト・ヴォルフガング・フォン・ロートキルヒ・ウント・トラッハ(Ernest Wolfgang von Rothkirch und Trach)のために18世紀末に建てられた※3 。 古代ギリシャ建築をモデルにした荘厳な外観──6つのイオニア式の円柱で支え...
(→「その7:休憩所・遊戯所」より) 前回記事のアルバムの続きを見ていこう。 横断幕の「南津軽 錦水」というのは、向こう側に見えた現役ホテル「星野リゾート 界 津軽」のオープン時の名前のようだ。湯~とぴあの閉鎖以降にホテルが星野リゾートに売却され、その際に名称変更されたのだろう。 ちなみに今ここは、最低でも大人一名一泊3万7000円からの高級ホテルである。 歌手を呼ぶなど盛大にパーティ...
(→「その4:屋内プール」より) 今回はもう一つのガラスドーム施設である「フラワーパーク」を見ていく。 廃墟となった今はこんな感じ。温室だった頃の面影はほとんどない。 当時の華やかなりし頃との新旧比較写真。どうやらカネの力に物を言わせて雪の国青森に常夏の南国を造り上げたようだ──人の業は深い。 今は屋内遊戯用と思われる設備ばかりが目立つ。恐らく赤字続きで温室が維持...
(→ 本物件概説「小さな温泉町に残されたバブルの大きな爪痕」より) 今後は全8回に分けて、廃墟の各区画ごとの詳細な探索記録を紹介していく。 駐車場に着いてまず目にする風景がこちら。施設全体を見渡せるここからの眺めが一番見応えがあり、来場者をワクワクさせるような演出には気を遣っていたことが分かる。当然、今の私もとても興奮している。 (▲ 現役当時の紹介映像 - Smart Accessより引用) こ...