概要 ホテル ラ・レインボーとは、岡山県倉敷市にある宿泊施設の廃墟である。昇降式の展望台を併設したユニークなホテルであり、乗客は地上138mの高さから瀬戸内の景色を楽しむことができた。日本のバブル期を代表する遺産として、廃墟マニアには非常に良く知られた存在である。 (▲ ホテル ラ・レインボーと...
1. 概要 世界平和大観音は兵庫県の淡路島にある観光複合施設の廃墟。正式名称を「豊清山平和観音寺」という。昭和57年(1982)に建立された巨大観音像は台座部分を含め全高100メートルにもなり、当時は世界最大の仏像として注目を集めた。 昭和52年(1977)のオープン当初はそこそこの賑わいを見せたものの、観音像の完成から6年後の昭和63年(1988)にオーナーである奥内豊吉氏が死去。その後妻が経営を引き継ぐも...
1. 概要 室戸生コンクリート企業組合とは、四国の東南端に位置する室戸岬にあるコンクリート会社※1の廃墟である。「企業組合」とは聞き慣れない名前だが、要するに中小企業の一種だと考えてよい。世の中の企業がほぼ株式会社と有限会社で占められる中、この形態を取る企業の割合は零コンマ数%の世界であり極めて稀である。 事務所に掲げられていた品質管理の合格証の有効期間は平成17年(2005)3月31日までであった...
(▲ 新日鉄 浸透実験池全景 - 民間航空機内より撮影) 本当にまんまる。 それにしても不思議な地形だ。全体が魚の頭のようで、この丸い池が「木更津フィッシュアイ(魚の眼)」と呼ばれているのも納得がいく。 関連施設で唯一現地に残る、鉄筋コンクリート製の遺構。これは揚水ポンプ場の跡で、実験池に水を送り込む役割を担っていた。 この実験は「工業用水を干潟に貯めておけるか」を検証するためのものだっ...