1. 概要 茨城県北部にあるタングステン鉱山である「高取鉱山」の麓にある畜産場の廃墟。鉱山へ続く山道に沿っていくつか畜舎が点在している。そのうち数ヶ所は今でも倉庫等何らかの用途で使われている様子であるが、多くは写真のように完全に放棄されてしまっている。 ちなみにその高取鉱山そのものも昭和61年(1986年)に閉山して以降、廃墟となっている。現在でも坑口や鉱山事務所などが残り遊歩道も整備されてい...
(→「勘解造の酪農場 その1」 より) それでは敷地の最奥の建物に入っていこう。ここにも飼料用タンクがある。 この台車で飼料を運んでいたものと思われるが、ほぼ自然に還ってしまっている。 酪農には様々な薬品が使われる。 動物用の抗生物質や、ビタミン剤などの名前が見える。 現在畜産業の現場では本来は病気の治療のための抗生物質が、病気の予防や成長促進のためにまで使用さ...
雑木林に隠れるようにしてその酪農場の廃墟はあった。向かって右手には動物用の白い飼料タンクが見える。 どこまでも深い緑に覆われる…… 畜舎の中は閑散としている。 この畜舎にはミルカー用のパイプラインらしきものが頭上を通っているので恐らく乳牛用と思われるが、それにしては恐ろしく狭い……。今は生産性向上の為はもとより動物保護の観点からも家畜の居住環境はか...
北海道の西興部村から滝上町に抜ける際、上藻の辺りで朽ちたサイロが目に止まったので、時間を少し割いて寄ってみた。 サイロの奥には住宅があった。手前の小さな三角屋根はもはや力尽きており、母屋も外壁が顕になっていて今にも崩れそう。 サイロは1つだけでなく、奥にもう1つレンガ造りのお洒落なサイロがあった。これらのサイロに付随していた倉庫と思しき建物は完璧にペチャンコになっていて見る影もな...
岩見の酪農地帯にぽつりと建つサイロ跡。 鉄兜を被ったような独特のフォルムが面白い。しかし現在はコストや使い勝手の問題から、サイロの主流はこういった円筒状の建物ではなくなった。 ……というよりも建物ですらなく、「ロールベールラップサイロ」といって牧草を直接ラップで包む方法が今では主流となった。雄大な牧草地に白や黒の丸い物体が点々と並ぶ写真を見たことがある方も多いだろう。そうして発酵された牧...
広島と鳥取の県境にあるキノコ牧場の廃墟。正確には上の写真に写っているキノコ販売所(青空市場)のみは現役で、少なくともキノコの旬である秋には営業をしているようだ。 販売所の裏手にはトイレや小型動物の飼育小屋、大きな倉庫、レストランの他、きのこ狩りの案内などが確認できる。バーベキュー設備の跡もあり、釣った魚や採りたてのキノコをその場で焼いて食べることができたようだ。 往時はウサギやヤギなどが放し飼...