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旧住友奔別炭鉱 関連廃墟まとめ(北海道・地図付き)

概要・歴史 住友奔別(ぽんべつ)炭鉱とは、北海道三笠市にある石炭鉱山の廃墟である。「奔別」とはアイヌ語のPon(小さな)-Pet(川)を語源とし、現地には由来となった奔別川が今も流れている。 鉱山の始まりは明治33年(1900)で、当初は「奈良炭鉱」と呼ばれていた。その後、昭和3年(1928)に住友系の企業が鉱山を買収。以降、昭和46年(1971)の閉山までに計2650万トンもの石炭が採掘された※1。 ...

 12, 2021   12

足尾銅山 関連廃墟まとめ(栃木県)

足尾銅山の歴史・概要 足尾銅山とは、栃木県にある巨大銅山の廃墟である。江戸時代には幕府直轄の鉱山として栄え、かつては「日本一の鉱都※1」とも謳(うた)われた。しかし採掘が停止し山から人の姿が消えた後は、現地に立ち並ぶ廃墟だけがその当時の隆盛を今に伝えている。 記事冒頭の写真は、その足尾銅山の本丸ともいえる本山精錬所の廃墟群である※2。 ...

 20, 2021   18

旧和賀川水力発電所【探索・行き方】

1. 概要・歴史 旧和賀川水力発電所は岩手県北上市にある発電所の廃墟である。ステンドグラスで飾られた神殿を思わせるような厳(おごそ)かな佇(たたず)まいから、国内でも指折りの美しい廃墟に数えられる。 ここはかつて、和賀川の大荒沢ダムから水を引いて発電していた水力発電所であった。稼動開始は昭和15年(1940)と、当時はまだ太平洋戦争が始まる前のことである。 しかし昭和39年(1964)、さらに...

 05, 2021   14

軍艦島上陸作戦 -Operation HASHIMA-

(▲ 軍艦島全景 - GoogleMap より引用) 1. 軍艦島の概要 長崎県長崎市の沖合いに浮かぶ巨大廃墟「軍艦島」。正式名称を端島(はしま)(羽島とも)という。言わずと知れた、我が国が世界に誇る一大廃墟島である。 かつてここでは良質の強粘結炭(石炭の一種)が採れたため、島はおおいに賑わった。最盛期の昭和35年(1960)には人口密度が当時の東京の9倍(当時の世界一)にもなったという。 しかし世の中が石炭...

 25, 2020   20

【摩耶観光ホテル】麗しき廃墟の女王

1. 概要 摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は兵庫県神戸市にあった昭和初期のホテルの廃墟。写真の流麗な半円形テラスで名を馳(は)せ、廃墟愛好家であれば知らぬ者はいなかった。その圧倒的美しさは他の廃墟の追随をついに許さず、かつては「廃墟の女王」とまで謳(うた)われた。 日本を代表する廃墟として双璧を成していた軍艦島と同じく、摩耶(まや)観光ホテルもドラマや映画のロケ地としてたびたび使用され...

 20, 2020   10

雪化粧の細尾第一発電所

栃木の山奥に眠る、古いレンガ造りの発電所跡。鈍(にび)色に染まった壁面が、風雨に耐え続けてきた時の長さを想わせる。 私が廃墟探索を始めるきっかけにもなった、思い入れのある場所。 貴方にはやはり、雪が似合う。 探訪日:2016年2月上旬...

 09, 2016   0

【空撮】新日鉄 浸透実験池「木更津フィッシュアイ」

(▲ 新日鉄 浸透実験池全景 - 民間航空機内より撮影) 本当にまんまる。 それにしても不思議な地形だ。全体が魚の頭のようで、この丸い池が「木更津フィッシュアイ(魚の眼)」と呼ばれているのも納得がいく。 関連施設で唯一現地に残る、鉄筋コンクリート製の遺構。これは揚水ポンプ場の跡で、実験池に水を送り込む役割を担っていた。 この実験は「工業用水を干潟に貯めておけるか」を検証するためのものだっ...

 04, 2013   0

細尾第一発電所

あいにくの天気。廃墟写真と言っても、この頃は単なる記録撮影が目的で、バイクにみっともないビニール袋が下がっていたりするのが何とも…… 入り口からそっと中に入る。 写真中央に見えるのが、入ってきた入り口。中は資材置き場となっていた。 どうもここは日常的に資材置き場として利用されているらしく、綺麗な写真を撮ろうとなると相当アングルが制限されることになるだろう。二つ張ってある鋼鉄製の...

 05, 2012   0

蚕糸試験場 日野桑園(仲田の森 桑ハウス)

東京都日野市の仲田の森にある「蚕糸試験場日野桑(くわ)園」。養蚕(ようさん)(カイコを育てて生糸を作ること)の研究を行なっていた施設で、通称「桑ハウス」とも呼ばれる。 ここは廃墟というよりも近代建築遺産で、築80余年の洋風建築だ。いくつかあった建物のうち、第一蚕室のみが現存しているらしい。 縁あって近くを通りかかることがあったので、少し時間を取って寄ってみた。 まさかの解体。工事まっただ中...

 29, 2012   0