(▲ GoogleMapより) 1. 軍艦島の概要 長崎県長崎市の沖合いに浮かぶ巨大廃墟「軍艦島」。正式名称を端島(はしま)(羽島とも)という。言わずと知れた、我が国が世界に誇る一大廃墟島である。 かつてここでは良質の強粘結炭(石炭の一種)が採れたため、島はおおいに賑わった。最盛期の昭和35年(1960)には人口密度が当時の東京の9倍(当時の世界一)にもなったという。 しかし世の中が石炭から石油の時代へと移り...
1. 概要 摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は兵庫県神戸市にあった昭和初期のホテルの廃墟。写真の流麗な半円形テラスで名を馳(は)せ、廃墟愛好家であれば知らぬ者はいなかった。その圧倒的美しさは他の廃墟の追随をついに許さず、かつては「廃墟の女王」とまで謳(うた)われた。 日本を代表する廃墟として双璧を成していた軍艦島と同じく、摩耶(まや)観光ホテルもドラマや映画のロケ地としてたびたび使用され...
本当にまんまる。 それにしても不思議な地形だ。全体が魚の頭のようで、この丸い池が「木更津フィッシュアイ(魚の眼)」と呼ばれているのも納得がいく。 【広告】 浸透実験池の関連施設で唯一残る鉄筋コンクリート製の遺構。 緑の生い茂る夏の湿地帯、そのど真ん中に、ただひとつぽつんと佇(たたず)んでいた。 将来はこの木も成長し、巨大な木々の根が遺構を包み込むタ・プロー...
『桑ハウスの三毛猫』 一ヶ月間、当ブログをご愛読いただきありがとうございました。 アクセス数はそれまでの倍以上に増えましたし、皆様の投票のお陰で廃墟写真ブログの三位以内に入ることもできました(OUT順では一位!)。皆様の愛をひしひしと感じております。 それまでは物件数が少なく廃墟ブログとしては内容が寂しいため、一ヶ月間一日一更新を続けてきましたが、普段からかなり忙しいことと、少ない休日で...
前回の記事で「解体作業中」と報告していたが、重機が建物自体には手を付けていなかったため、もしかしてと思い再訪してみた。 【広告】 結果、無事でした。 新たに貼りだされていた工事告知によれば、遊歩道整備のための工事らしい。桑ハウスがどうなるか明示していなかった点は不安だが、まぁこの様子なら大丈夫だろう。 しかし遠目にはあまりよくわからなかったが、こうして近くで...
あいにくの天気。廃墟写真と言っても、この頃は単なる記録撮影が目的でバイクにビニール袋が下がっていたりするのが何とも…… 【広告】 入り口からそっと中に入る。 写真中央に見えるのが、入ってきた入り口。中は資材置き場となっていた。 どうもここは日常的に資材置き場として利用されているらしく、綺麗な写真を撮ろうとなると相当アングルが制限されることになるだろう。二つ張っ...
東京都は日野市の仲田の森にある「蚕糸試験場日野桑園」、通称「桑ハウス」。廃墟と言うよりも近代建築遺産で、築八十余年の洋風建築だ。いくつかあった建物のうち、第一蚕室のみが現存しているらしい。 縁あって近くを通りかかることがあったので、少し時間を取って寄ってみた。 【広告】 まさかの解体。工事まっただ中で近づくことすらできなかった。 貴重な近代建築遺産がまた一つ消える。 ...