(→「その1:外観・店舗用区画」より) それでは、店の奥の居住用のスペースを見ていこう。 こうして当たり前のように大釜が干されている辺り、この廃墟の持つ悠久の歴史を感じさせる。蓋と口とをちょっとずらしておいて、ちゃんと釜の中まで乾燥されるようにしている所に、物凄く「生活感」を感じないだろうか? これがそのままの状態で平成の今まで保たれている奇跡には、感動を覚えずにいられない。 ...
広島の農村地帯の道路沿いにその廃墟はあった。 遠目には現代的でしっかりとした造りに見えた建物は、実は隣にある新店舗の方だった。今回探索する旧店舗の方は骨組みの木材もガッタガタ、壁材には土が使われていてひび割れがひどいなど、かなり年季の入った物件だ。土壁の家なんか建てようと思ったら、現代ではむしろ高くつくんじゃないだろうか。 そして軒下にこんな柄の長い柄杓を置いておく必要性すら現代っ子の...
広島のとある閑静な住宅街のど真ん中に、異様な病院の廃墟がそびえ建つという。その噂を聞きつけ、私はここ黒瀬町までやってきた。 【広告】 廃墟の香りなど微塵もない整然と区画分けされた住宅街を行くと、町の綺麗さとは対照的な荒れ放題の巨大廃墟が突如として現れた。う~ん、異様だ…… 病院の南サイドに回ってみた...
若松鉱山廃墟へと向かう途中に偶然見つけたドライブインの廃墟。近隣にあるスキー場へのほぼ唯一のアクセス路になっており、お零れを狙って建てられたものと思われるが、そのスキー自体が今や国民的オワコン※1のため連鎖的に崩壊したものと思われる。 奥の座敷は店の外観通りの純和室。 カウンターも和をベースにしているものの、こちらはややモダンな...
西日本遠征ツーリングの帰路に広島で偶然見つけた農家の廃墟。かなりの豪邸であり、2階建て瓦葺きの純日本家屋、納屋が2つに離れには風呂、トイレは3つ、裏手には大きな畑の跡らしきものも見えた。庭にはシトロエン2CVにも似たお洒落なレトロ車が放置されており、他にも様々な農業用機械・調理用機械・当時の高級品であろう家電製品などが所狭しと並び、往時の裕福な生活が偲ばれる。 ...
(→ 深い霧に包まれた迷いの森より) 辺りが濃い霧に包まれる中、私を出迎えてくれたのがこの三角帽子を被った森の妖精のようなキャラクター。いよいよ本格的に「迷いの森」めいてきた。 外はどっさり雪が積もっているというのに、部屋の中には青々と植物が生い茂る。……妖精じゃ! 妖精の仕業ぢゃ! 料理のお値段も超両極端な妖精価格。コーヒーやうどんは相場よりもかなり良心的な一方で、肉料理...
広島と鳥取の県境にあるキノコ牧場の廃墟。正確には上の写真に写っているキノコ販売所(青空市場)のみは現役で、少なくともキノコの旬である秋には営業をしているようだ。 販売所の裏手にはトイレや小型動物の飼育小屋、大きな倉庫、レストランの他、きのこ狩りの案内などが確認できる。バーベキュー設備の跡もあり、釣った魚や採りたてのキノコをその場で焼いて食べることができたようである。往時はウサギやヤギなどが放し飼...