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湯の山温泉の廃墟ホテル群

概要 湯の山温泉とは、三重県菰野(こもの)町にある温泉地である。熱海や別府のように全国的に名の知られた温泉地ではないが、そのぶん町が歓楽街化されておらず、ゆっくりと温泉を楽しめる落ち着いた雰囲気の温泉街である。 湯の山温泉が広く世に知られるようになったのは、明治維新後に起こった西南戦争がきっかけだと言われている。戦争で傷ついた兵士たちはこの地で療養し、回復して故郷へ帰ると湯の山温泉を絶...

 18, 2022   22

鱒池亭

1. 概要 鱒池亭(ますいけてい)とは三重県伊賀市にある割烹(かっぽう)旅館の廃墟である。三重県でも指折りの心霊スポットに数えられ、経営に行き詰まり一家心中をしたオーナー家族の霊が、夜な夜な姿を現すと言われている。 1-1. 鱒池亭の歴史 鱒池亭の前を流れる奥山川の上流には、奥山愛宕(あたご)神社や青山高原といった観光地がある。この鱒池亭はそこへ...

 24, 2022   14

【紀州鉱山・探索】その3:東洋のパルテノン神殿

(→「その2:選鉱場最上部へ」より) その荘厳な佇まいは、遥か南欧のパルテノン神殿を思わせる。 山の中腹あたりにトンネルがあったが、中は土で埋められていた。 選鉱場と各鉱区を繋いでいた紀州鉱山鉄道(外部サイト)のトンネルはまた別の場所(インクラインの麓)にあるので、このトンネルはそれではない。坑道保守用のトンネルか何かだろうか? この壮大...

 28, 2017   2

【紀州鉱山・探索】その2:選鉱場最上部へ

(→「その1:朝靄に眠る古き選鉱場」より) 山頂の方を見上げる。選鉱場にはまだまだ上がありそうだ。 インクライン(勾配鉄道)をひたすら登っていく。 レール中央には等間隔にガイド用のローラーのようなものが設置されているのが見える。街中を走る普通の鉄道には無い、インクライン独特の設備だろう。 インクラインから選鉱場跡を見る。 コンクリート柱群のほぼ頂上まで...

 27, 2017   0

【紀州鉱山・探索】その1:朝靄に眠る古き選鉱場

(▲ 紀和町板屋地区の山中に眠る選鉱場跡) 1. 概要 紀州鉱山(紀和鉱山)は古くは奈良時代から採掘が行われていた鉱山であり、主に銅を産出したほか金・銀の鉱脈もあった。奈良東大寺の大仏を建立する際にも、ここで採れた大量の銅が使われたと伝わっている。 写真の選鉱場が建てられたのは戦前の1939年(昭和14年)、その5年ほど前から当鉱区の再開発を行なっていた石原産業株式会社によるものである。1965年(昭...

 26, 2017   2