概要 長野朝鮮初中級学校旧校舎とは、長野県松本市にかつてあった朝鮮学校の廃墟である。平成10年(1998)にここから3kmほどの場所に新校舎が完成し、その時点ではまだ旧校舎の一部が使われていたが、その後次第に廃墟化した。しかしそれも平成25年(2013)に解体され、跡地は現在住宅地になっている。 この廃墟はハングルの巨大な赤い垂れ幕がある舞台(記事冒頭の写真)で有名であり、朝鮮学校の廃墟...
1. 概要 ホテルセリーヌとは、長野県の野尻湖の近くにあるラブホテル(モーテル)の廃墟である。ここは不気味な妊婦の絵が壁に沢山描かれていることであまりにも有名だ。インターネットの普及以前から市販の廃墟本などでも取り上げられており、長野県内はおろか全国的にその名が知れ渡っている。 1-1. ホテルセリーヌでの事件と心霊現象 その高い知名度に比例する...
(→「その6:風呂」より) まだ巡っていない残る施設は「ブルースター」と「スキー乾燥室」の2つのみ。 まずは「スキー乾燥室」へ。 部屋には当時のスキー用品一式が残されていた。 「スキー乾燥室」なので当然といえば当然なのだが、設備がスキーのものばかりでスノーボードのものが全く見当たらないのが印象的だ。 こうしたスノースポーツのメイン層である若者は、いまや圧倒的に...
(→「その5:食堂」より) 男湯。夢も希望もない。早く女湯に行こう。 とか思ってたら、女湯はもっと夢も希望もなかった。この極狭の風呂…… この風呂場の露骨な男尊女卑は、古いホテルには非常によく見られる構造。ネット上にはここの女湯を酷評する口コミもあり、経営不振の一端はこういう所にもあると思われる。 いちいちそこかしこにバブルを連想させるものが鎮座している。 また...
(→「その4:プール」より) 2階の地図で「ダイニング」とされる場所。椅子を机の上に片した状態がきれいにそのまま残されていた。 地図での「厨房」。 厨房には使われていない大量の食器類が、そのまま放置されていた。 廃墟となり15年もの歳月が経つにも関わらず、ここだけがまるで営業前日のようだ。 (→「その6:風呂」へ続く)...
(→「その3:客室」より) ついに来てしまった……バブルの落とし子、屋上温水プール。一流のリゾート地ならともかく、こんな糞ド田舎なのでもっとチャチいものを想像していたのだが、そこはバブル。 天井は全面ガラス張りで開放感があり、プールそのものも十分な広さがある。そして室内暖房用のスチームや、夜間照明なども完備。金かかっとるぞー、コレ! 現役時はもちろん、廃墟になっても間違いなくこのホテル一番...
(→「その2:フロント」より) 館内地図を見つけた。左下1階の「ブルースター」というのはバーのことだろう、特に珍しくはない。だが右上端に見える最上階の「温水プール」というのが非常に気になる。 はやる気持ちをおさえて、まずは客室へ。 Oh…… と思いきや、そのすぐ隣の部屋はこんなだったりする。いったい何なんだ、この天国と地獄のような差は…… この部屋など現役時...
(→「その1:時間さえ凍り付く高原の廃墟」より) 天を埋め尽くす蝶々。 人間たちに張り付けにされた、造り物の身体。 その翅が風を孕むことは決して無いはずだった。 ──だが彼らはその生涯でただ一度だけ本物の空を舞い、そして地に墜ちて、死んだ。 ロビーの奥に、館内の案内図にも記載が無い隠し部屋を見つけた。 恐らく古いバーの跡で、併設の建物に新しいバーができた後に倉庫などへ転用...
概要 白樺湖グランドホテルとは、長野県の白樺湖畔にある大型ホテルの廃墟である。白樺湖は標高1400mの高地にある人造湖で、夏は避暑地や別荘地として、冬はスキーなどのウインタースポーツの場として、1950年代から本格的な開発が進められた。 その後の高度経済成長と共に、白樺湖は観光地として飛躍的な発展を遂げる。ピーク時の平成3年(1991)には152万人超もの観光客がここを訪れた。しかしその直後にバブルが崩壊す...