概要 旧野木病院とは栃木県下都賀(しもつが)郡にある病院の廃墟である。かつて栃木三大廃病院として恐れられた心霊スポットのうち、令和5年現在も廃墟として残る唯一の物件である。他の2件のうち都賀病院は解体されて墓地に、東洋診療所は改装されて会社事務所にそれぞれなっている。 旧野木病院は昭和60年(1985)5月に「野木厚生クリニック」として開業。主に子どもと老人の心の病を診る精神科の病...
概要 東洋診療所とは、栃木県小山市にあった中規模病院の廃墟である。同じ県内の都賀(つが)病院と旧野木病院を合わせて「栃木三大廃病院(心霊スポット)」として、かつては恐れられていた。 この廃墟の心霊的な噂(うわさ)でもっとも有名なのは「上階の窓からこちらを見下ろす女性の霊が出る」というものだ。この怪談は男鹿プリンスホテルの噂とよく似ており、有名な心霊スポットでは女性が窓から外...
概要 鬼怒川観光ホテル東館とは、栃木県日光市の鬼怒川温泉にあるホテルの廃墟である。鬼怒川の廃墟ホテル群では唯一、南側の離れたところにぽつんと建っている廃墟だ。 本ホテルは、今も現役の「鬼怒川観光ホテル」の別館であった。経営はあの岡部ホテルグループであり、当時鬼怒川温泉では株式会社あさやホテルと並ぶ大御所だった。 しかし平成15年(2003)、バブル崩壊のあおりを受けてメイ...
概要 全国有数の温泉地として知られる栃木県の鬼怒川温泉。かつて日本がバブル景気に沸いた80~90年代、この鬼怒川も例に漏れず温泉客でおおいに賑わった。ピーク時の1993年には、年間341万人もの宿泊客を数えたという※1。 しかしバブル崩壊と共に客足は急速に遠のき、旅館の中には廃業するものが続出。ついには温泉街の北のエリアで、鬼怒川沿いの東岸に建っていたホテルがひとつ残らず廃墟になるに至った(記事冒...
足尾銅山の歴史・概要 足尾銅山とは、栃木県にある巨大銅山の廃墟である。江戸時代には幕府直轄の鉱山として栄え、かつては「日本一の鉱都※1」とも謳(うた)われた。しかし採掘が停止し山から人の姿が消えた後は、現地に立ち並ぶ廃墟だけがその当時の隆盛を今に伝えている。 記事冒頭の写真は、その足尾銅山の本丸ともいえる本山精錬所の廃墟群である※2。 ...
1. 概要 S医院(関澤医院)とは、栃木県市貝(いちかい)町ののどかな農村地帯にある個人病院の廃墟。開業はなんと大正7年(1918)であり、建物の築年数は100年をゆうに超えている。病院名は大正当時のままの表記にならうと「關澤醫院」となる。 木造平屋の瓦葺(ぶ)き屋根という時代を感じさせる佇(たたず)まいに、年季の入った薬瓶や医療機器の数々──。外見・中身ともに非常にレベルの高い廃墟であり、これまで...
1. 概要 ブルースカイは栃木県を流れる鬼怒川沿いに建つレストランの廃墟である。心霊スポットとして地元では古くから知られており、栃木の定番物件のひとつに数えられる。 ここでよく聞かれるのが「女性店員がひどいイジメを受けた末に灯油を被って焼身自殺した」というエピソードだ。それをきっかけに客足が離れたのか、再オープンすらままならなかったのか、その後レストランは潰れてオーナーも首を吊って死んだ...
1. 概要 都賀(つが)病院は栃木でかつて恐れられていた廃病院の心霊スポット。ここと東洋診療所、野木病院を合わせて「栃木三大廃病院」と呼ばれていた。 心霊的な噂としてはラップ音の類(たぐい)(突然ドーンという大きな音が聞こえるなど)が特に有名。心霊スポットといえばどうしても「幽霊が出る」とされがちであり、そういった意味では比較的めずらしい廃墟であった。 なお、都賀病院という名前は地...