福島に桜を撮りに行った際に偶然見つけた物件。こんなマイナーな物、絶対他に撮ってる物好きなんかいないと思っていたら、この前を通る人間は異様なコレがやはり気になるのか、ネット上に1件だけ該当があった。 だがその1件の該当も、遠景の写真のみをただ貼り付けているだけで、詳細については何も分からず。SNS等でもここについて誰も何も言っておらず、こうしてまがりなりにもきちんと報告しているのは当ブログが初...
(→「その3:客室」より) 晩秋の紅葉に抱かれ、ゆっくりと朽ちていく円形のホテル。 (円形ホテル「エノモト」その1~4 了)...
(→「その2:管理者居住区」より) 建物全体は前方後円墳の形をしており、今その「円」の中心に居る。「方」部分がこれまでに見てきた受付と管理者居住区、「円」部分が客間となっている。 そして管理者居住区と客間は、写真のように円の中心部分を介して接続されている。 ホテルの廃墟は数多く訪れたが、これは他ではまったく見ない珍しい造りだ。 それもそのはず、こんな円形の設計はそもそも無茶なの...
(→「その1:外観~受付」より) 受付の奥の部屋は台所になっていた。 とても中を開ける勇気はない。 せっかく綺麗にしたのに、洗う前より汚くなってしまった。 これはまた古い型の洗濯機だ。大きいものではないため、客室用とは思えない。 きちんとした台所がある事といい、管理者は住み込みでここを切り盛りしていたのだろう。 操作パネル部分をもう少しアップで。右の...
磐梯山の麓、東北を代表する湖沼群「五色沼」を擁する風光明媚なこの土地に、その珍しい造りのホテルはあった。 以下にこの廃墟の探索記録を紹介する。 (※ 本物件の名称を暫定的に「エノモト」としていましたが、正しくは「ホテル紅葉」のようです) 東北廃墟旅の途中、道路脇に廃墟のような建物が目についた。外観だけでもと思い、撮影の時間を少し取って近づいてみる。 はしごが不自然に切れている...
「横向きロッジ」とも呼ばれる、大変な高所にある廃墟ロッジ。 冬ともなれば全てが雪に閉ざされるこの場所には、大小様々な悪霊が集うという。 建物に近づくとまず3階テラスへと繋がる階段が目につく。 しかし階段はひどく損傷している。これを登る気にはとてもなれない。 階段の側面を見る。階段を登った先は食堂だったのだろうか。 雑にフリーハンドで描かれた文字が昭和という時代を偲ばせる。 ...