(→「マウントパラダイス小倉原山 その2:平成茶屋内部」より) 店を出てしばらく歩くと、お地蔵様が大量に並んでいる場所に出た。遠くには菩薩像も見え、異様とも言える独特の雰囲気が辺りには漂っている。 うぅ、この雰囲気は……今までの体験で一番近いのは、夕暮れ時に恐山にバイクで突入した時だ…… 案内地図の写真で見た印象よりも恐ろしく小さいが、これが「三重の塔」だろう。根元から崩壊し...
17, 2016 0
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(→「マウントパラダイス小倉原山 その2:平成茶屋内部」より) 店を出てしばらく歩くと、お地蔵様が大量に並んでいる場所に出た。遠くには菩薩像も見え、異様とも言える独特の雰囲気が辺りには漂っている。 うぅ、この雰囲気は……今までの体験で一番近いのは、夕暮れ時に恐山にバイクで突入した時だ…… 案内地図の写真で見た印象よりも恐ろしく小さいが、これが「三重の塔」だろう。根元から崩壊し...
(→「マウントパラダイス小倉原山 その1」より) カウンター。メニューを貼っていたと思われる上の板がまっさらなのが物悲しい。 店内には川ができてしまっていた。もはや外部と内部の境目もよく分からない。 囲炉裏には巨大な岩が。この建物を襲ったであろう土砂崩れの凄まじさを物語っている。建物が曲がりなりにも無事に立っているのが不思議なくらいだ。 今はもう色褪せてしまった...
太陽が山の稜線から顔を出し、山間の小さな村に夜明けが訪れる。ウグイスの鳴き声が凛とした空気に良く通り、辺りは肌寒いながらも実に爽やかな朝を迎えていた。 そんな私を出迎えてくれたのは、朝日を浴びて燦然(さんぜん)と輝く菩薩像だった。 ここは「マウントパラダイス小倉原山」。仏教系のテーマパークの廃墟のようだが、詳細は一切不明だ。 “マウントパラダイス”から辿れる情報は、その後に続く...