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【下川鉱山】幻の「40高中」が眠る、忘却の土地

(▲ 下川町の中心街から鉱山地区へと伸びる道道354号線) 1. 鉱山の歴史 下川鉱山は三菱鉱業所有の銅山であり、黄銅鉱のほか鉄や亜鉛などの鉱石を産出した。 この地では昭和8年(1933)頃には鉱石を含む地層が見つかっていたが、本格的な採掘が行われたのは昭和16年(1941)に入ってからである。折りしも太平洋戦争が勃発した時期であり、大日本帝国の重要な軍需産業として下川鉱山は少しずつその規模を拡大していった。 ...

 30, 2017   4

【創価の家】娘の発狂、一家離散…戦慄の電波物件

1. 概要 「子供の描く絵がおかしい」というのは、家庭崩壊や虐待のメタファー※1として漫画や映画などの映像作品にしばしば用いられる表現である。だがそれは決して根も葉もない“おとぎ話”ではないという現実を、この廃屋は我々に教えてくれる。 この家にはかつて、両親と猫好きの2人の女の子が暮らしていたようだ。造り自体はどこにでもあるような普通の民家である。しかし上の子が中学校に上がった時点で、家族の記...

 25, 2017   15

【作陽音楽大学 常盤寮】放火された現役学校の廃墟

岡山県津山市にある作陽音楽大学(現、くらしき作陽大学)の寮の跡。1996年4月に高等学校のみを津山市に残し、大学と短大が倉敷市に移転※1されて以降、廃墟となっている。 心霊スポットとして名高い津山プラザホテルに隣接しているためか、たびたび放火の憂き目に遭っており、1階の一部が焼失してしまっているという※2。 心霊スポットとしての人気は今も衰えていない様で、筆者が訪れた際も寮の方から出て来た若者のグループ...

 24, 2017   17

【K医院】竹林に飲み込まれた廃病院(岐阜県可児市)

1. 概要 K医院とは、岐阜県を走る名鉄広見線の沿線にある病院の廃墟である。比較的栄えている駅前の土地の一角が唐突に人跡未踏の原生林の様になっている姿は、江戸時代から怪異の伝承が伝わる千葉県の心霊スポット「八幡の藪知らず」を思い起こさせる。 この物件は写真の看板のクリニック(名称部分は編集で塗りつぶしてある)との関連が噂されている。しかし近所にこんなものを放置していればお客さんである近隣の住民に悪...

 21, 2017   6

西興部村上藻の廃屋(北海道紋別郡)

北海道は西興部村の、さらにその外れにある寂しい農村地帯にある廃墟。だだっ広い農地の真ん中に本当にこの家だけがポツリと建っているので、リアルに大草原の小さな家みたくなってしまっている。 天井に盛大に開いた穴から中の構造を見ると骨組みは木材で作られており、外壁は主にトタン。これではこの先、この試される大地を生き残ることはとても難しいだろう。ここも遠からず北海道の他の廃墟と似たような状態になってしまう...

 18, 2017   0

西興部村上藻のサイロ付き住宅跡(北海道紋別郡)

北海道の西興部村から滝上町に抜ける際、上藻の辺りで朽ちたサイロが目に止まったので、時間を少し割いて寄ってみた。 サイロの奥には住宅があった。手前の小さな三角屋根はもはや力尽きており、母屋も外壁が顕になっていて今にも崩れそう。 サイロは1つだけでなく、奥にもう1つレンガ造りのお洒落なサイロがあった。これらのサイロに付随していた倉庫と思しき建物は完璧にペチャンコになっていて見る影もな...

 17, 2017   0

滝ノ上原野の廃屋群(北海道滝上町)-時の彼方のHearty Fox-

白鳥松布(しらとりまっぷ)という高度過疎集落へ向かう途中で、道端にボロボロの廃屋が見えたので少し寄ってみた。 すでに母屋が完全に崩壊しており、付属の建物のみが生き残っているという末期的状態。ここも「試されすぎた廃墟、北海道」の典型例である。 残された建物部分は、恐らく倉庫として使われていたものと思われる。建物の中には茶碗やポット等の生活用品のほか、丸に十のマークが入った謎の容器...

 16, 2017   6

苫前町岩見のサイロ跡(北海道苫前郡)

岩見の酪農地帯にぽつりと建つサイロ跡。 鉄兜を被ったような独特のフォルムが面白い。しかし現在はコストや使い勝手の問題から、サイロの主流はこういった円筒状の建物ではなくなった。 ……というよりも建物ですらなく、「ロールベールラップサイロ」といって牧草を直接ラップで包む方法が今では主流となった。雄大な牧草地に白や黒の丸い物体が点々と並ぶ写真を見たことがある方も多いだろう。そうして発酵された牧...

 15, 2017   0

廃村「霧立」(霧立国道脇の廃屋(北海道苫前郡))

北海道は羽幌(はぼろ)へ向かうべく霧立国道を西へ走っていた時に、左手のヤブの中に石造りの廃墟のようなものが見えたので少し寄ってみた。 建物をよく見ると屋根がほとんど丸ごと無くなっており、かろうじて一部だけが下の方にへばり付いているというありさまだった。 さて、やぶ漕(こ)ぎしてようやくここまでたどり着いた。さっそく中に入ってみよう。 はー、キレイな青空!(笑) これは...

 14, 2017   0

坂出の廃病院(香川県坂出市)

香川県坂出市にある廃病院。だが実のところ「病院の廃墟だ」という記憶と地図の記録があるだけで、本当にこれが病院であると自信を持って言うことができない。深夜とはいえコンビニ前で人目がかなりあったので入りはしなかったが、外から見た造り自体は地方の診療所によくあるそれに近い。 「重点パトロール実施中」という看板がかなりしつこく設置してある所なども、若者の集まる心霊スポットによくある特徴である(病院の...

 11, 2017   2

【黒瀬病院/正仁クリニック】住宅街に潜む異様な心霊スポット

広島のとある閑静な住宅街のど真ん中に、異様な病院の廃墟がそびえ建つという。その噂を聞きつけ、私はここ黒瀬町までやってきた。 廃墟の香りなど微塵もない整然と区画分けされた住宅街を行くと、町の綺麗さとは対照的な荒れ放題の巨大廃墟が突如として現れた。う~ん、異様だ…… 病院の南サイドに回ってみた。正面とは違いここのバリケー...

 10, 2017   1

オムサンタの森スキー場(富山県南砺市)

スノースポーツが今や国民的なオワコンと化したのは以前紹介した記事でも述べた通りである。そしてこの廃墟は、そのオワコン化の要因には近年の地球温暖化が一役買っているだろうと思わせる物件だった。 なぜって見て下さいよ、この現状を……1月だってのに雪少なすぎない? レンタル小屋。 入り口にはここのマスコットキャラと思われるオムサンタちゃんが見える。 冒頭の建屋の2階。ここがメイ...

 09, 2017   2