
この遺構には丈夫なハシゴが備え付けてあり、今でも登ることができる。
さっそく登ってみると、これまでたどってきた道が埋め尽くされた緑の中の細い一条の線に過ぎない事を知った。
遠くには君津の工業地帯だろうか、欠けたノコギリの様なシルエットが夏の熱せられた大気の中にゆらめいている。
しかし肝心の「魚の眼」──丸い浸透実験池をここから確認することは、残念ながら叶わなかった。
【廃墟Data】
状態:健在
所在地:
- (住所)千葉県木更津市畔戸
- (物件の場所の緯度経度)35°24'54.2"N 139°53'56.7"E
- (アクセス・行き方)東京湾アクアライン「木更津金田」ICより、国道409号線経由で約10分(4.5km)