
うわさには聞いていたものの詳しい場所が分からなかった「土浦のブラックマンション」。
土浦から他の廃墟へ向かう道中で、道路脇に突如この無骨なコンクリートの塊が現れ「これか……!」と思いバイクを止めた。そして少し時間を割き、急遽探索することにした。

一階は店舗用のスペースとなっており、シャッターには落書きがされていた。
これをウォールアートだと言う者もいるだろうが、これはれっきとした「落書き」である。今は無き恵心病院やブロックアートのレベルになってからアートと言ってもらいたい。

手入れの行き届いた綺麗な公園と、打ち捨てられたボロボロのマンションの組み合わせというのもなかなか無いな。
あまり現実感がなくて、むしろこのマンションが公園の巨大な遊具だと言われた方がまだしっくり来る。

と思ったそばからこれだよ。脚立なんか使わなくてもここから入り放題じゃないか。やっぱり子供の遊び場になったりしてるんじゃないか? 最上階まで吹き抜けのエレベーターホールとか、事故の香りしかしないんだが。
【廃墟Data】
所在地:
- (住所)茨城県土浦市小松1丁目38-9
- (物件の場所の緯度経度)36°04'10.6"N 140°12'39.8"E