廃墟写真集の新刊についてですが、郵送事故さえ無ければイベントでの頒布ができる状態となりました。今回はその新刊の中身を少しだけご紹介しようと思います。
廃景#4 表紙
【サイズ】A4
【ページ数】22P フルカラー(表紙PP加工)
【内容】北海道と沖縄を除く本州・四国・九州の廃墟写真。
【掲載廃墟数】全26件(重複2件含む)
【価格】500円
廃墟写真集「廃景」シリーズも、この作品で4冊目となりました。当初の作品は実験作丸出しで、お金取るのも正直気が引けるという状態でしたが、ようやくここに来てお金取っても大丈夫なレベルのものができた気がします。
ここまで来れたのも、こうしてブログを見て下さっている皆様のお陰です……
『廃景 #4』中身サンプル その1
『廃景 #4』中身サンプル その2
今回の作品には、これまでのシリーズには無い特徴をつけました。それは……
そう、巻末に写真の解説をつけました。勿体つけた割にすっごいモザイクかかってて大変申し訳ないのですが……
内容としてはこんな感じです。写真のサムネイルの下に、タイトルと解説文が載っています。
写真のタイトルというのは、物件名の下に書いてある英文の事です。解説ではそれを和訳して載せています。
「写真のタイトル」というものは多くの場合「シャッターを切った理由」そのものの事で自分としては非常に重要視しています。
しかしながらあくまで廃墟の写真集であるという事や、そこから来るデザインの都合上どうしても目立たなくなってしまって、#3を作り終わったあたりから「こんなもん誰も読んでない」という事にようやく気が付きました(一部誇張)。
で、定番の巻末解説をという流れになりますが、これを今までやらなかったのには実は理由がありまして。個人的に、写真は言葉ではなくて写真で語りたい、と思っているのです。
タイトルはその一助となりますが、解説となると何かやり過ぎの様な気がして。でも解説もない只のタイトルリストなんか増々誰も見ないという。悩みましたが、やはり作り手のエゴではなく読み手の一助になるならば、と思い今回解説ページを設けました。作り終わってみれば、つけて良かったと思います。あった方がずっと親切ですね、これは。
ということで、廃景シリーズはさらなる進化を遂げて帰って来ました。ページ数も初期作に比べて3倍以上です。皆さんと会場でお会いできることを心よりお待ちしております!
【日時】2014年12月28日(日) 10:00~16:00(1日目、日曜日)
【場所】東京国際展示場
【配置】西く32b