概要
白樺湖グランドホテルとは、長野県の白樺湖畔にある大型ホテルの廃墟である。白樺湖は標高1400mの高地にある人造湖で、夏は避暑地や別荘地として、冬はスキーなどのウインタースポーツの場として、1950年代から本格的な開発が進められた。
その後の高度経済成長と共に、白樺湖は観光地として飛躍的な発展を遂げる。ピーク時の平成3年(1991)には152万人超もの観光客がここを訪れた。しかしその直後にバブルが崩壊すると一転、観光客数は急激に減少。湖畔のホテルでは廃業するものが相次いだ。白樺湖グランドホテルは、そんな廃ホテルを代表する物件のひとつである。
それでは以下に、全7回にわたってエリア別にこの廃墟の探索レポートを紹介する。
内部探索
まだ夜も明けきらぬ早朝の薄明かりの中、その巨大な廃墟は姿を現した。
ふと外に何者かの気配を感じ注意を向ける。
【廃墟Data】
状態:健在
所在地:
- (住所)長野県茅野市北山3419-84
- (物件の場所の緯度経度)36°06'12.4"N 138°14'14.4"E
- (アクセス・行き方)中央自動車道「諏訪南」ICより、八ヶ岳エコーライン→国道152号線経由で約35分(25km)