
(▲ 某年7月 アメリカ・インディアナ州の教会跡にて。向かって左手に立っているのが筆者)
おかげさまで、当廃墟写真ブログも本日で5周年を迎えることができました。「掲載写真が廃墟のもの」というだけに留まらずサイトそのものが廃墟という非常に先鋭的な試みの中で、果たしてこれを「続いている」と表現していいのかどうか非常に悩む所ではありますが……
まぁ、世の中に数多ある廃墟サイトが次々とネットの海に消えていく中、曲がりなりにもこうして見れているのだから「続いている」し、5周年おめでとうと言ってもいいんじゃないか! と個人的には思っております。

(▲ 同、ニューヨーク州の製鉄所跡にて、現地のイカれた仲間たちと共に)
コミケありきの「おまけ」のような形で始まった当ブログも、気がつけばその立ち位置は変化し、今では私が訪れた廃墟を記録し伝えるためのメインコンテンツの一つとなりました(その陰でMixiとInstagramはひっそりと息を引き取る)。
その割には更新頻度が少ないんじゃないの? というのはもっともな意見ですが、
- リアルを維持しつつ
- 各地の廃墟に足を運んで
- 納得のいく記事も書く
となると相当な体力が要求されます。
この上にさらに夏・冬にあるコミケの新刊制作が覆い被さるので、これはこだわり派の完璧主義傾向の私には完全にオーバーワークでした。
そうすると割を食うのは当然3.の「記事を書く」です。もう記事のネタが数え切れないほど溜まっています。記事にすると全部で500件は軽く越えているでしょう。この状態は決して健全な状態とは言えません。

(▲ 旅行かばんにしれっと紛れ込む猫。当然連れて行ってもらえるものと思っている)
なので、今後はしばらく他のウエイトを落として、記事の更新に力を入れてみようと思います。しかし2の「廃墟に行く」を削るとフラストレーションが溜まりすぎて爆発する恐れがありますので、削るのはコミケです。
実はこれは以前から考えていたことです。廃墟写真集が着実に成長を続けた結果、最新刊でレベルがカンスト、つまりやりたい事が大体できてしまったので、今後はやりたいことがまだできていないものをやりましょうと。
したがって、次回夏コミ(C92)に廃墟屋は参加しません。参加登録用紙だけは買って最後まで悩んでたんですけどね。今後も夏には参加しないかもしれません。その代わりサイトの更新頻度を上げていきます。
それと、サイトが5周年を迎えた記念としてブログを有料版へと移行しました。サイト訪問者様から見た変化としては、文中に貼られていた広告が消えて表示速度も早くなっていると思います。その代わり私が毎月お上に税金を払うという仕組みです。これはケツに火が付けば更新速度も上がるだろうという目論見でもあり、次なる計画への布石でもあります。
気がつけば長々と綴ってしまいました。それでは、この辺で。
今後とも廃墟写真ブログ"Ruin's Cat"を、どうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m