
まぁ正気ではなかったからこその、この結果なのだろう。男鹿といえば崖っぷちでなまはげがイカ焼きしてるイメージであり(あくまでイメージです)、ここを「リゾート地」だと言い張る県民は果たしてどれだけいるのか……

断崖絶壁ばかりの男鹿でここには貴重な砂浜が広がる。とはいえ、砂浜だったら半島まで来ずとも遥かに手前に沢山ある。さらにここは男鹿のドライビングロードとなっていて、環境が静かというわけでもない。
ちょっと買出しに行こうにも周りにまともな商店は無い。急に体調を崩して病院にかかろうと思っても、最寄の病院まで車で30分以上かかる。
住むには不便、別荘としても利点がほぼ無いという踏んだり蹴ったりの場所だ。

一階にはかろうじて"リゾート"マンションらしき物体が……
ドライブインは丸ごと逝く、温泉街は町ごと廃墟、展望台は一向に盛り上がらない、と男鹿の衰退の激しさには目を見張るものがある。
私にとって幸せだった時代の楽しい思い出がいっぱい詰まっている土地だけに、そうした男鹿の現状を見ていると人一倍寂しさを感じずにはいられない。
【廃墟Data】
探訪日:2016年1月
状態:健在
所在地:
- (住所)秋田県男鹿市
- (物件の場所の緯度経度)-
- (アクセス)-