
萬治キノコ牧場とは、広島と鳥取の県境にある農園の廃墟である。正確には上の写真に写っているキノコ販売所(青空市場)のみは現役で、少なくともキノコの旬である秋には営業をしているようだ。
販売所の裏手にはトイレや小型動物の飼育小屋、大きな倉庫、レストランの他、きのこ狩りの案内などが確認できる。バーベキュー設備の跡もあり、釣った魚や採りたてのキノコをその場で焼いて食べることができたようだ。
往時はウサギやヤギなどが放し飼いにされていて触れ合うこともできたりと、かなり色々とレジャー要素のある場所だったが、客足はあまり伸びなかったという。
【廃墟Data】
探訪日:2014年3月下旬
状態:一部設備が(積雪のため)圧壊
所在地:
- (住所)広島県庄原市西城町三坂172-5
- (物件の場所の緯度経度)35°02'26.0"N 133°11'06.1"E
- (アクセス)中国自動車道の東城ICを降り、国道314号線を西城方面へと進む。そのまま21km進むと国道183号にぶつかり終点となるので、そのT字路を右折して183号を島根県方面へと北上する。7km弱進み、峠を越えて鳥取県側へと入る前に右手に「青空市場」の看板を掲げた建物が見えてくる。