
スノースポーツが今や国民的なオワコンと化したのは以前紹介した記事でも述べた通りである。そしてこの廃墟は、そのオワコン化の要因には近年の地球温暖化が一役買っているだろうと思わせる物件だった。
なぜって見て下さいよ、この現状を……1月だってのに雪少なすぎない?

そして肝心のゲレンデの様子。土、見えてますよ……?
さすがにこの雪の量では運営を諦めざるを得なかったと見え、今ここは蕎麦畑として転用されている。
雪に代わって蕎麦の可憐な白い花であたり一面が覆われる夏のゲレンデ──まるで、かつて華やかりし頃の夢を廃墟が見ているようじゃあないか。
【廃墟Data】
探訪日:2017年1月上旬
状態:健在
所在地:
- (住所)富山県南砺市利賀村栃原730 付近
- (物件の場所の緯度経度)36°31'31.0"N 136°59'04.9"E
- (アクセス)北陸自動車道の砺波ICを降り、IC前交差点を右折、その先の太郎丸交差点を右折して国道156号線に入る。そのまま国道を15km弱進むと利賀村下原付近で「勢田土石(株)」(勢の字は異字体)の看板が掲げられた山道への入り口が右手に見えるので、右斜めに進み山道に入っていく。そして2kmほど道を登っていくと山林が開け、スキー場の敷地跡が正面に見えてくる。