(→「その1:朝靄に眠る古き選鉱場」より)
山頂の方を見上げる。選鉱場にはまだまだ上がありそうだ。
インクライン(勾配鉄道)をひたすら登っていく。
レール中央には等間隔にガイド用のローラーのようなものが設置されているのが見える。街中を走る普通の鉄道には無い、インクライン独特の設備だろう。
インクラインから選鉱場跡を見る。
コンクリート柱群のほぼ頂上までやってきた。柱の間から紀和の町を望む。
さすがにここまで登って来ると見晴らしが良い。
全長の8割強を登ってきた。ここから先はトンネルになっている。
トンネルを抜け、インクラインの頂上側終端へと辿り着いた。レール奥側の壁の上には、巻き上げ用のウインチと思しきものが残されているのが見える。鉱石を積んだ車両をこのワイヤーで牽引していたわけだ。
部品にトランスが使われてるね……変圧装置かな。