1. 概要
九十九里岬ドライブインセンターとは、千葉県の九十九里浜の南端にかつてあったドライブインの廃墟である。上階の窓からは太平洋が一望でき、外房を愛するサーファー達や地元民らから「九ドラ(クードラ)」の愛称で親しまれてきた。上の写真にも“Welcome KUUDORA”の文字が見える。
ところが2013年11月5日未明に厨房から出火して炎上、火は間もなく消し止められたがドライブインはそのまま閉鎖されてしまった。再開を望む声はあるものの、探訪時の2017年時点でも実現しておらず、建物はずっと廃墟のまま放置されてきた。
しかし探訪の前年にはすでに、このクードラがある釣ヶ崎海岸が東京オリンピックのサーフィン競技会場として選ばれていた。このような栄えある場所に、半分焼けかけた廃墟なんぞがあってはイメージが悪い──ここを今後どうするかは喫緊の課題だったのだろう。そして結局クードラは解体という道を歩み、跡地は現在更地になっている。
2. 探索(解体前)
【廃墟Data】
探訪日:2017年8月下旬
状態:2020年までに解体された
所在地:
- (住所)千葉県長生郡一宮町東浪見1-2
- (物件の場所の緯度経度)35°19'47.0"N 140°23'49.3"E
- (アクセス)千葉県の外房にある九十九里浜の南側終端、国道128号線(外房黒潮ライン)沿いにあった。下記地図を参照。