1. 概要
聖母マリアの名を冠するパチンコ店の廃墟。外壁には子供時代のイエス・キリストを抱くマリアの姿が大きく描かれているほか、十字架を店のモチーフとして用いるなど、キリスト教を強く意識したデザインになっている。
内部にはハングル文字が印刷されたペットボトル入りの水がなぜか大量に残されており、「朝鮮玉入れ」などと揶揄されるパチンコの、韓国や北朝鮮との繋がりを暗示させる。日本のパチンコ店には「儲けが北朝鮮に送金されて(核開発に充てられて)いる」などという噂がまことしやかに流れており、私自身は根拠不明のデマ情報としか思っていなかったのだが、さすがに火の無いところに煙は立たぬという事か。
それにしても韓国とキリスト教、というと私はどうしても例の性犯罪事件(聖神中央教会事件)を連想する。当時大々的に取り上げられたので本当に「パチンコ=韓国」というのであればこれはかなりのマイナスイメージと思うのだが、客層的にそんな事を気にする人がいるとも思えず、その事と店が潰れた事に直接的な因果関係は無いだろう。
2. 内部探索
【廃墟Data】
探訪日:2017年8月下旬
状態:健在
所在地:
- (住所)茨城県神栖市奥野谷8130
- (物件の場所の緯度経度)35°53'04.4"N 140°40'41.6"E
- (アクセス)東関東自動車道を「潮来」ICで降り、料金所出口の分岐を右(銚子・鹿島港方面)へ進む。ランプの先は県道50号線の東方向の車線に接続するので道なりに6km強進むと、国道124号線と合流するのでさらに国道を道なりに4km程行く。左手に「PARLOR サンタマリア」の大きな看板が見えてくるのでそこを左に入ると道路左側に石材が大量に詰まれた敷地があり、その向こう側にパチンコ店の廃墟がある。