1. 概要
エビス水産とは、茨城県神栖市にある水産加工会社の廃墟である。南北を走る小道を挟んで、東側には大きな加工工場があり、西側には冷凍倉庫や惣菜工場(上の写真)などがある。倉庫は南京錠で施錠されているほか、東側の工場も敷地の周りがぐるりと高い鉄板で覆われており(後述)、一応は管理が試みられたようである。
ちなみにこの廃墟は現役の居酒屋である「エビス水産」とは何の関係も無い。
2. 実際に足を運んでみた

扉の取っ手には「生き仏」さんより謎のメッセージが。
文字の配色や読み仮名をわざわざ振る(しかも間違ってる)あたりにそこはかとなく狂気を感じるばかりか、自らを「生き仏」とまで称して疑わないアチラ側の住人の方々にありがちな絶対的自信、そして内容はともかくとしてそれをこんな廃墟にぶら下げる意味が全くもって理解しがたいので、正直恐い。
「おさかなさん殺さないで!!!」という事だろうか……? もうそのおさかなさんが居ないどころか、会社そのものが助からなくて死んだ跡なんですけどね、ここ……。それとも「会社を助けて」ってこと……? 元社長が狂った末に設置したとか……
……ヤバみのある奴が周りにいないかどうか、思わず見回してしまう。
【廃墟Data】
探訪日:2017年8月下旬
状態:冷凍工場は痛みが激しい その他は健在
所在地:
- (住所)茨城県神栖市波崎7491-1(冷凍工場)
- (物件の場所の緯度経度)35°44'54.9"N 140°48'55.0"E(冷凍工場)
- (アクセス)JR総武本線「銚子」駅より、国道126号線(124号線)を茨城方面に行き銚子大橋を渡る。橋を渡りきってすぐの「銚子大橋入口」交差点を左折して、細い路地へと入る。その道を1km弱進むと、左手に「エビス水産 株式会社」と書かれた看板が見えてくる。そこが冷凍工場の敷地である。