1. 概要
東金市油井のラブホテル街にそびえ立つ、巨大な未完成ホテルの廃墟。この近辺では最も背の高い建物であり非常に目立つ。しかし、お隣にある心霊スポット「油井グランドホテル」(通称:活魚)があまりにも有名すぎるため、ほとんど関心を向けられることがないという、ちょっぴり不遇な境遇にある。
ホテルの内部は千葉中から集結したヤンキーにより壁に落書きがされ、破壊し尽くされており、かなり荒廃している。1階には一部コンクリートが打ちっぱなしになっている場所があり、そこには大量の資材が積まれたまま放置されているなど、建築途中系の廃墟の特徴もうかがわせる。
建物の構造自体はあまりラブホテルっぽくないのだが、この場所がラブホ街であることや部屋の内装の趣向等を考えると、恐らくここもラブホテルとして営業するつもりで準備していたのだろう。
2. 実際に足を運んでみた

「市川喧嘩会」なんてグループは聞いたことが無いが、これは関東連合に所属していた「用賀喧嘩会」という有名な族から六中の不良たちが名前を拝借して粋がっていた、という程度のものだろう。
今時不良て(笑)と思われるかもしれないが、市川にあまりタチのよろしくない連中がいたらしい事は私も聞いたことがある。中学生当時かつての小学校の級友から「先輩が校内で暴れて窓ガラス割って期末考査が無くなった」みたいな話は何度か耳にした。

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(※ 写真の「ななみ」さんのアドレスが実在する女性のTwitterアカウントだったため、モザイク修正致しました 2018.9.12)

屋上からは草木に埋もれるようにして立っている悪名高き「活魚」の姿が見えた。
【廃墟Data】
探訪日:2017年8月下旬
状態:健在・バリケード設置(2021年3月)
所在地:
- (住所)千葉県東金市油井263-1 付近
- (物件の場所の緯度経度)35°34'31.6"N 140°19'48.5"E
- (アクセス)千葉東金道路、もしくは首都圏中央連絡自動車道の「東金」JCTを下り、国道126号線へと入る。すぐに国道409号線が左手から合流してくる「小野」交差点にぶつかるので、そこを直進して2つ目のT字路(約400m先)を左折する。次の十字路を左折して、その次のT字路を右折すると、突き当りの左手奥の草むらに巨大なホテルの廃墟がある。