(▲ 忘れられた世界──草花に覆い尽くされた、かつての栄華の残滓)
(▲ 明星大学セミナーハウスの別館1号館。今も使われている気配は全く無い)
(▲ 橋梁研究室。部屋のカーテンが朽ち果てているのが外からでも窺える)
(▲ 旧鉱山事務所。閉山後は資料館として使われていたようだ)
(▲ 講堂の扉は固く閉ざされている)
(▲ 明星大学の宇宙線観測所。田老ではかなり綺麗な状態を保っている施設だが、これも2006年頃を境に使われなくなってしまったようだ)
(▲ 車庫の車はタイヤの空気が完全に抜け切ってしまっている)
(▲ 昭和36年(1961)に被災した大火事が相当応えたのだろう、倉庫には物々しい立看板がズラリと並んでいた。)
役目を終えた町からは人が消え、やがて全てが自然へと還ってゆく。かつて数多の人々で賑わった、その微かな記憶だけをこの地に残して──
(田老鉱山 その1~2 了)