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【C94 廃墟写真集】コミックマーケット94 新刊紹介「廃景 #7」

C94にて廃墟写真集を出展します。以下詳細です。

【イベント名】コミックマーケット94
【日時】2018年8月12日(日) 10:00~16:00
【場所】東京国際展示場
【配置】東プ-49a(3日目)
【サークル名】廃墟屋
【Webカタログ】https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13915962

当イベントにて頒布する新刊の詳細は以下になります。

廃墟写真集 最新刊 『廃景 #7』 表紙

廃墟写真集「廃景#7」 表紙

【サイズ】A4
【ページ数】22ページ(表紙PP加工・全頁フルカラー)
【内容】日本及びヨーロッパの廃墟の写真集
【価格】500円(会場頒布価格)

今回表紙を飾ったのは、ベルギーにある火力発電所の廃墟で、通称「I.M. Cooling Tower (Power Plant IM)」と呼ばれる建物です。"Cooling Tower"とはそのまま「冷却塔」の意味で、発電所で使われる水を冷やすための設備です。その水というのは、発電機を回した熱い水蒸気を冷やして液体の水に戻す「復水器」の冷媒として使われている水です。

と、つらつらとこんな説明をするよりも、「よく原子力発電所の敷地内でもくもく白い煙を吐いているあの巨大な塔」と言ったほうが通りが良いかもしれませんね。

この廃墟では他にも面白い写真が撮れているので、近い内にブログの記事にする予定です。お楽しみに。

中身サンプル その1

廃墟写真集「廃景#7」 中身サンプル01

ヨーロッパの各地には古い宮殿がそれこそ掃いて捨てるほどあり、公的な保存が追いついてないものは容赦なく片っ端から廃墟になっています。

一方、日本では「宮殿の廃墟」なんてものは全く存在しません。そもそも日本の古い建物は木と紙で造られた諸行無常性の高い建築物ばかりなので後世に残りにくい、というのもあるかも知れませんね。なので、私も廃墟歴は長いですが、行く廃墟の一つ一つが新鮮で現地でいくら物件をハシゴしようが全く飽きは来ませんでした。

ポーランド南西部の廃墟地図

(▲ 参考:ポーランド南西部の廃墟マップ。このほとんどが Pałac(宮殿)、Zamek(城)、Kościół(教会)のいずれかの廃墟。とても回りきれない。)

中身サンプル その2

廃墟写真集「廃景#7」 中身サンプル02

キリスト教の影響が強いのもヨーロッパの廃墟の特徴ですね。廃墟はその国の歴史や文化を反映します。

この廃墟についてはもう出るのは溜息ばかりで、言葉なんか出ません……

中身サンプル 作品リスト

廃墟写真集「廃景#7」 作品リスト

廃景シリーズの「4」から始めた巻末の作品一覧とその解説ですが、今回もそれを踏襲しています。

中身サンプル 裏表紙(奥付)

廃墟写真集「廃景#7」 裏表紙(奥付)

新刊の紹介は以上です。ドイツの廃墟では現地のホームレスと鬼ごっこしてみたり、アウトバーンではオービスを光らせてみたり(その後の顛末はこちら→ Twitter:請求書編 / 支払い編)と大変興味深い旅になりましたが、その分今回の新刊はなかなかの出来になったと自負しています。

それでは当日、会場で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。