
(▲ 京都府京都市 旧吉田邸 にて 2018年5月上旬)
明けましておめでとうございます。昨年は思うようにブログの更新が進んでいなかったにも関わらず、多数の訪問やコメント誠にありがとうございました。
実際には春・夏・秋と全国の廃墟を駆け巡り、ヨーロッパへの初の廃墟遠征も行い、ドローンまでも導入して廃墟の空撮にも手を出したりと昨年は非常に精力的に動き回っていたのですが、それが夏冬のコミケの廃墟写真集くらいにしか活かされなかったのが昨年の残念な点ですね……
それでも他に本業をこなしながらこれはかなり頑張っている方だと周りからは言われますが、自分としてはブログの更新もたくさんしていきたいのです。それを楽しみにしている方がいらっしゃいますからね。

(▲ C95「廃墟屋」ブースの様子。正装の狼が筆者。東京国際展示場にて 2018年12月31日)
さて、その夏冬のコミケですが、多数のご来場誠にありがとうございました。実際に写真集を手に取って頂ける喜びはもちろん、ブログやTwitterを見て下さっている方からお声をかけて頂けたのがとても嬉しかったです。
そして回を重ねるごとに拡大していったサークル規模ですが、ついに今回の冬コミにおいて当サークルの処理能力が無事パンク致しました/(^q^)\
せっかく足を運んできて頂いた方への手前、絶対に売り切れなど発生しないようしこたま在庫を持っていった(コンテナ2つ重ねに写真集を入れるだけ入れてカートで引きずっていった)のですが、それでも売り切れました。新刊はイベント終了のはるか手前で完売、最終的に生き残ったのは既刊の内たった2種類が合計8冊のみでした。

(▲ C95新刊「廃景 #8」表紙 サンプル ポーランドにある福音教会の廃墟)
もはや当日の自力搬入では限界なのですが、業者を使ってこれ以上の数を揃えたとしても、頒布数としてはこの辺りが限界なのかなとも思っています。
それは「写真集を多くの方に手にとってじっくり見ていって欲しい」という当サークルの理念と、その理念に沿ったディスプレイ方法のお陰で、ブースの前がどうしても混雑しがちだからです。特に今回はずっと混んでいました。
極端な話、新刊以外を全部リストラすれば回転率が上がり頒布数も伸びるのでしょうが、当サークルはそれを致しません。それにこの限界をなんとかしたところで、次は「ブースに置いておける量の物理的な限界」がすぐそこに見えています。

(▲ C95新刊「廃景 #8」中身 サンプル / 右下の廃墟がドローンによる空撮写真)
リュック一つで参加していた初回からここまでサークルが大きくなったのは、これまでブースに足を運んで下さった多くの方々と普段こうしてブログをご覧になっている皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
写真集がこうして売れている事で、次回作のための高額な印刷費を捻出できています。コミケに詳しい友人に「フルカラー22ページの本を500円で頒布してる」と言ったら「馬鹿じゃねーの?」と笑われましたが(普通1000~1500円はするらしい)、これだけの支持があれば印刷費には十分なるので、活動を継続できるのです。
そしてブログへのコメントや閲覧数は、制作へのやる気になっています。
今後も皆様の厚いご支持には記事や本といった制作物でお返しして参りますので、本年も当ブログ・当サークルの変わらぬご愛顧の程どうぞよろしくお願い致します。
── 2019年1月 廃墟写真ブログ "Ruin's Cat" 主宰 及び 廃墟写真サークル「廃墟屋」主宰 Yuki