1. 概要
都賀(つが)病院は栃木でかつて恐れられていた廃病院の心霊スポット。ここと東洋診療所、野木病院を合わせて「栃木三大廃病院」と呼ばれていた。
心霊的な噂としてはラップ音の類(突然ドーンという大きな音が聞こえるなど)が特に有名。心霊スポットといえばどうしても「幽霊が出る」とされがちであり、そういった意味では比較的めずらしい廃墟であった。
なお、都賀病院という名前は地名から取られた俗称であり、正式名称を旧百瀬病院という。廃院時期は平成3~5年(1991~3)のことであり、今は高速道路を挟んで反対側に新しい病院が建っている(※情報提供くださった峰やんさん、ありがとうございました!)。
旧病院の建物はすべて取り壊され、跡地には霊園ができている。建物があったのは今の南側の駐車場から管理事務所にかけてのあたりであり、「墓地」という性質上この場所は今も心霊スポットとして扱われている。
2. 解体前の探索記録

(▲ 北館内部。こちらも本館同様、壁という壁はボコボコに破壊されていた)
ご覧の通り内部はかなり荒廃しており、心霊スポットとしては申し分のない不気味さだ。これは心霊現象が期待できると思ったが、結果としては特に何事もなく終わってしまった。
ここのラップ音は気のせいなどというレベルではなくかなり強烈な音がするとの事だったが、やはり霊感が少しでもないと結局霊からは完全に無視される運命なのか……
ちなみに心霊スポットの廃病院の跡地が墓地に転用された例としては、他にも香川県の金山病院などがある。これらの場所は元々そういうものを引きつけやすい土地ということだろうか?
【廃墟Data】
状態:解体済み 墓地に転用
所在地:
- (住所)栃木県栃木市都賀町木2366-2
- (物件の場所の緯度経度)36°25'47.5"N 139°42'51.9"E
- (アクセス・行き方)北関東自動車道「都賀」ICより県道3号線経由で約10分(4.6km)