
本ランキングは、廃墟歴16年のブログ管理人がすべて実際に足を運んだうえで選定した。心霊スポットの数あるジャンルの中でも「廃墟」のみを扱っている。
場所などのより詳しい情報は、各順位のリンク先の記事を参照のこと。
評価基準について
「解体されず今も残っている廃墟」が大前提
到達の困難な島嶼部の廃墟や、広く場所が知られていない廃墟は除外
心霊スポットとしての怖さや冒険感、知名度などもふまえて総合的に評価
心霊スポットランキング 1~10位
1位:小川脳病院(茨城)

【恐怖度】★★★★★
【冒険度】★★★★★
【難易度】★★★★★
【解説】人里離れた山奥にある、古い精神病院の廃墟。窓という窓は頑丈な格子で塞がれ、重症患者を「閉じ込めておく用」の座敷牢も完備していた。
「病院の地下で患者の死体や脳のホルマリン漬けを作成していた」「戦時中の頃は繰り返し人体実験が行われた」など、ここには恐ろしいうわさが絶えない。
廃墟そのものの雰囲気が抜群なのは言うまでもないが、それに加えてやぶをかき分けて山道を進む病院に至るまでの行程が、他の心霊スポットにはない冒険感や涼を演出してくれると筆者は感じた。
心霊スポットとして総合的にレベルが極めて高い良物件。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:小川脳病院(心霊スポット)
2位:姫川病院(新潟)

【恐怖度】★★★★☆
【冒険度】★★★★★
【難易度】★★★★☆
【解説】令和の今も解体されずに残る貴重な大病院の廃墟。残留物がかなり豊富な上に内部は荒れ果てており、建物の巨大な図体と相まってその威圧感はかなりのもの。
心霊的なうわさとしては、特に霊安室と手術室が危険とされる。霊安室では女性の霊が頻繁に目撃されているほか、手術室では男性の低いうめき声が聞こえてくるという。
- この廃墟の詳細はこちら → 記事:姫川病院 まとめ
- 心霊的な部分だけを読みたい場合はこちら → 記事第2章:姫川病院での心霊現象
3位:キューピーの館(岡山)

【恐怖度】★★★★★
【冒険度】★★☆☆☆
【難易度】★☆☆☆☆
【解説】「死んでしまった胎児や赤ん坊(水子)を供養していた」とも言われる、宗教施設の廃墟。その名の通り無数の人形が吊り下げられた状態のまま朽ち果てており、見た目が恐ろしく不気味である。
その強烈なビジュアルから、岡山の心霊スポットでも様々なサイトで毎回上位に挙げられる物件。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:キューピーの館(心霊スポット)
4位:ホテル活魚(千葉)

【恐怖度】★★★★☆
【冒険度】★★☆☆☆
【難易度】★★☆☆☆
【解説】ランキング中でぶっちぎりの知名度を誇るのがこの「活魚」。凄惨な殺人事件が起こったのもただのうわさ話ではなく完全に事実であり、心霊的な体験談は数知れない。そのため関東最恐の呼び名は昔から高い。
しかし残念かな、筆者には肝心の霊感がなかった。(そんな奴が心霊スポットのランキングやる資格あるのか? という最もなツッコミは置いておく)
そのため本ランキングでは、活魚よりも見た目に分かりやすい不気味さと冒険感がある他の上位物件には水をあけられる形となった。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:ホテル活魚(心霊スポット)
5位:矢板トンネル(栃木)

【恐怖度】★★★☆☆
【冒険度】★★★★☆
【難易度】★★★☆☆
【解説】筆者的に化けトンで一番おすすめなのがここ。畑トンネルや旧吹上トンネルなどに比べるとややマイナーだが、他にも遠くは石川県・岡山県の化けトンまで巡ったうえで、やっぱりここが一番雰囲気があると感じた。
特に「明かりが一切無く、先が完全に塞がれている」という心理的な閉塞感はかなり強烈だった。ただし、肝だめしの旬である夏場の探索はほぼ不可能なので注意(理由は下記のリンクを参照)。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:矢板トンネル(心霊スポット)
6位:御宿町火葬場(千葉)

【恐怖度】★★★☆☆
【冒険度】★☆☆☆☆
【難易度】★☆☆☆☆
【解説】霊感皆無の筆者が唯一、はっきりと心霊体験をしたのがこの廃墟。気分がひどく悪化したうえに心霊写真までバッチリ撮れてしまい、何かが居らっしゃることは間違いない。
しかし、いかんせんランキング上位の物件に比べるとマイナー感が否めないため、この順位となった。ランキングとしての中立性を無視して良いなら、筆者個人的には断然1位にしたい廃墟。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:御宿町火葬場(心霊スポット)
7位:日本BE研究所(首の家)(静岡)

【恐怖度】★★☆☆☆
【冒険度】★★☆☆☆
【難易度】★☆☆☆☆
【解説】非人道的な人格改造セミナーが実際に行なわれていた廃墟。壁という壁に書きなぐられた当時の受講生たちの狂気のメッセージの数々が、もはや霊とかよりも別の意味で恐い。
見て分かりやすい怖さがあり、残留思念的な意味でも非常に恐ろしい物件。しかし心霊的な意味ではやや「?」マークがつくのも事実。よって本ランキングではこの順位に落ち着いた。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:日本BE研究所(心霊スポット)
8位:笠置観光ホテル(京都)

【恐怖度】★★☆☆☆
【冒険度】★★☆☆☆
【難易度】★★☆☆☆
【解説】関西を代表する心霊ホテル。昔、ここでの衝撃的な心霊映像がテレビで放送され「機械室に女の霊が出る」として一気に有名になった。
関西の廃墟の中では霊の目撃談や心霊体験が飛びぬけて多い。有名スポットなだけあって雰囲気はかなりあり、霊感のまったくない筆者でもそれなりに楽しめた。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:笠置観光ホテル(心霊スポット)
9位:男鹿プリンスホテル(秋田)

【恐怖度】★★☆☆☆
【冒険度】★★☆☆☆
【難易度】★☆☆☆☆
【解説】秋田県最恐とされる心霊スポット。県内の他の有名スポットは湖や公園・史跡・現役のトンネルなどなので、現存の廃墟としてはこの男鹿プリンスホテルが断トツのトップである。
建物自体になかなか威圧感があるのに加えて温泉街全体に恐ろしいほど活気がないため、その相乗効果でかなり不気味な雰囲気を漂わせている。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:男鹿プリンスホテル(心霊スポット)
10位:アフリカケンネル(埼玉)

【恐怖度】★☆☆☆☆
【冒険度】★☆☆☆☆
【難易度】★★★☆☆
【解説】「埼玉愛犬家連続殺人事件」の舞台となったペットショップの廃墟。事件の内容が非常にむごいものであったため、県内でも指折りの心霊スポットとして恐れられている。
しかしランキング上位の「活魚」とは違い、実際に人が殺されたのは廃墟内ではなく別の場所である。そのため霊感のない筆者にはイマイチ怖さに欠けた。一応この場所では、事件の犠牲者たちの霊や動物霊が出ると言われている。
この廃墟の詳細はこちら → 記事:アフリカケンネル(心霊スポット)
選外
・犬鳴トンネル(福岡)
・常紋トンネル(北海道)
やばい、やばい、という噂だけはよく聞くものの、さすがに遠すぎて行ったことがない。よって評価不能。
訪問のあかつきには、本ランキングが入れ替わる可能性は十分にある。ただし、後者の常紋トンネルは「廃墟」ではない。