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【内部探索】姫川病院 2階(手術室・病棟など)

概要

本記事は、廃墟「姫川病院」の2階について詳しく紹介している。ここには、この廃墟で心霊的にもっとも大きな注目をあびている手術室がある。

もうひとつの心霊的な目玉である霊安室を見たい場合は、を参照のこと。

1. リハビリ棟・手術棟

姫川病院2階の手術棟・リハビリ棟の見取り図

まずはマップの左半分の方から見ていこう。紹介予定の部屋は白抜きで示してある。

1-1. リハビリ室

リハビリ室内部

姫川病院はリハビリにかなり力を入れていたと見え、このように専用の広い部屋が用意されている。

閉院後の単独診療のエピソードなどを踏まえると、これは脳神経外科の美野先生の影響だろう。

リハビリ室内のリハビリ器具

部屋の奥にはリハビリのための器具が残されている。さらにこの右奥の部屋には、リハビリ用の温泉も用意されていた。

アイランド薬局姫川店の外観

リハビリ室からは「アイランド薬局 姫川店」と書かれた跡が残る、四角い建物が見える。どう見ても門前薬局なので、姫川病院の外来患者は基本的にここで薬をもらっていたと見ていい。

そして、潰れた姫川病院もろとも運命を共にしたわけだ……。

1-2. 準備ホール

準備ホール内部

リハビリ室から廊下を挟んで向かいには手術室がある。しかしいきなり手術室に入れるわけではなく、いったん写真の準備ホールを挟む必要がある。

準備ホール内の手洗い場

ここで指先からひじまでをよく消毒して、手術に備えるわけだ。一見普通の洗面台のように見えるが、手指しゅしの汚染をできるかぎり防ぐ工夫がされた特別なものだ。

水や消毒液は、手で直接蛇口を触らなくても出てくるセンサー式を採用。また、シンクも普通よりかなり深く造られていて、水の跳ね返りを防止している。

人工呼吸器「サーボベンチレータ900C」

人工呼吸器などの手術に必要な機械類も、この準備ホールにいろいろと置かれていた。

1-3. 手術室

姫川病院2階の手術室Bの内部

さて、いよいよ姫川病院で心霊的に一番の目玉である手術室の中へと入っていく。この病院に手術室は2つあり、造りや大きさは基本的にどちらも同じだ。まずは手前側の「手術室B」から見ていこう。

最初の記事でも触れたとおり、この手術室には「男性の低いうめき声が聞こえる」とか「『助けて!』と叫ぶ女性の霊が出る」といううわさがある。

そしてその不気味な話を反映するかのように手術室の中は荒れ果てていて、床には手術で使う器具類が無造作に散らばっている。

手術室Bの埋め込み型キャビネット

いったん部屋の奥まで進んでから、右側の壁をふり返って見たところ。手術で使う物品を保管するためのキャビネットがあるが、特に変わった様子はない。


(▲ この写真は自由にグリグリ動かせます)

さらに手術室の真ん中で耳を澄ましてみたものの、うめき声や叫び声のようなものは聞こえてこない。せめて映像では撮り逃がさないよう、360度の写真を撮影してみた。読者の皆さんの目には何か映っているだろうか。

姫川病院2階の手術室Aの内部

次は「手術室A」だ。基本的にBと変わりはないが、Aの方が部屋の奥側にある分、やや空気がよどんでいるような感じだ。

手術室Aの保温庫・保冷庫

手術室Bとは逆方向からキャビネットを撮影してみた。手前側の2つは保温庫と保冷庫で、ここに手術で使う輸液などを入れて保温しておく。しかしこちらも特に変わった様子はない。


(▲ この写真は自由にグリグリ動かせます)

こちらの手術室でも、心霊を撮り逃さないよう360度の写真を撮影してみた。しかしやはり時間が悪いのか、それらしいものは何も感じないし、写っているようにも見えない。

とは言え、いっさい窓がない密室のせいか、なんとなく息苦しいような感じはする。零感の筆者ではこれが限界だが、ちゃんと霊感のある人が夜中に来れば何かありそうだな、という場所では確かにありそうだ。

1-4. 中央材料室

中央材料室の内部

ここは手術や検査で使った器具を洗浄・滅菌して、院内の各部署にふただび供給するための部屋である。

写真右手の壁に埋め込まれている機械は、大型の滅菌装置だ。高温の蒸気を利用して菌を殺すので、ゴムなどの熱に弱い器具には使えない弱点がある。

中央材料室側から見たパスボックス

滅菌済みの器具は、手術室へは直接届けられるが、それ以外の場所へはこのパスボックスを介して運ばれる。手前側の清潔エリア内に外部の汚染物質が入りにくいように工夫されている。

廊下側から見たパスボックス

同じパスボックスを廊下側から見たところ。ここから各部署に滅菌済みの器具が運び出される。

1-5. 患者浴室

男子浴室内部

ここは入院患者のための共同浴場だ。写真は男性用のお風呂だが、女性用と造りはまったく同じである。不自然に男の方が広いとか、そういう古い建物の風呂にありがちな男尊女卑はこの姫川病院にはない。

2. 病棟

姫川病院2階の第1病棟の見取り図

さて、それでは2階の残り半分の方を見ていくとしよう。ここは患者さんが入院生活を送るための病棟として使われている。

また、この館内マップをよく見ると、部屋番号の204と209が飛ばされているのが分かる。これは「死・苦」を避けるためで、病院ではよく見られる配慮だ。

2-1. 病室

姫川病院2階の第1病棟の廊下

病棟の廊下。ここには「誰もいないのに廊下を歩くハイヒールの音が聞こえる」という噂があるが、辺りは冷たくシンと静まり返っている。

姫川病院2階の病室(6人部屋)

姫川病院でもっとも一般的な6人部屋。現役時は入院患者でにぎわっていたのだろうが、今はだれもいない。

姫川病院2階の病室(個室)

こちらは1人部屋。1日2000円の差額ベッド代を払えば、ここに入ることができた。

2-2. ナースセンター

姫川病院2階のナースセンター外観

写真中央に見えるのがナースセンター。「ナースステーション」の方が一般的な呼び方かもしれない。要するに看護師の詰め所である。

病棟の入院患者の看護にあたる看護師がここに駐在する。見ての通り左右に伸びる廊下のちょうど真ん中に配置されているが、これはどの病室にも駆けつけやすいようにだろう。

姫川病院2階のナースセンター内部

ナースセンター内部。ここも心霊的なうわさのある場所であり、電気も来ていない廃墟のはずなのにここのナースコールがひとりでに鳴ることがあるという。

「独歩」と書かれたマグネット

デスクの上に残されていたマグネット。これは介助者の補助なしで一人で歩けることを意味する。スタッフに刃牙マニアがいたわけでは決してない。

2-3. ナース控室

姫川病院2階のナース控室

館内マップで茶色く塗りつぶされている部屋は、看護師の控室だった。和室なのはしっかり休めるようにとの配慮からだろうか。

そしてこれは探索を終えて帰宅してから気がついたのだが、姫川病院の外観と館内マップを見比べると、この壁の先にもかなり大きな空間があるはずなのだ。しかしそこへの扉は、少なくともこの部屋にはなかった。

姫川病院の外から見た「開かずの間」の位置

問題の部屋の位置を写真では赤色で示す。外から見るかぎり入口も窓も一切ない謎の部屋……入口はおそらく1階の訪問看護ステーションの横にあると思うが、私の不手際により結局ここだけ「開かずの間」のようになってしまった。読者の皆さんには大変申し訳ない。

2-4. 倉庫と化した病室

ベッドが取り除かれて倉庫として使われている病室

病室のうちいくつかはベッドが取り払われ、倉庫として使われていた。潰れた病院独特の雰囲気があふれる、なんとも不思議な空間だ。