1. 概要
ほととぎす旅館とは、大阪府阪南市の山中渓にある温泉旅館の廃墟である。創業は昭和初期と古く、敷地内にはホタルの棲む美しい川が流れ、太鼓橋や灯篭を配した和式の庭園があった。
現在では、大阪でも指折りの心霊スポットとして知られている。
1-1. ほととぎす旅館の歴史
もともとこの山中渓は、江戸時代に宿場町として栄えた場所であった。昭和5年(1930)、ここに鉄道が開通すると、その翌年7月には本旅館が開業した。
1-2. ほととぎす旅館の心霊現象
2. 実際に行ってみた
(▲ 山中渓温泉 旅館ほととぎすのパンフレット - aucfan.com アーカイブより引用)
これは現役当時のパンフレットだが、あの橋は本来このような朱塗りの橋だったと言われている。この美しい欄干は今ではすべて失われ、コンクリートの板切れをただ渡したような見た目になってしまっている。
【廃墟Data】
状態:管理物件
難易度:★★★☆☆(普通)
駐車場:なし。路駐するしかないが、土日祝の8~18時は周辺の道路が駐車禁止なので注意。
所在地:
- (住所)大阪府阪南市山中渓1250
- (物件の場所の緯度経度)34°19'21.2"N 135°16'09.5"E
- (アクセス・行き方)
【自家用車】阪和自動車道「阪南IC」より、府道64号線経由で約5分(4.5km)。
【公共交通機関】JR阪和線「山中渓駅」より、徒歩約5分(400m)。
駅舎を出てすぐ右に進む。そのまま府道64号線(和歌山貝塚線)を南に進んでいくと、3~4分で「レオメンテナンス」のガレージに差し掛かる。そのすぐ先の右手に(株)壇建築計画事務所の看板があり、その看板の横をすり抜けるようにして森へと入っていくと、川の向こうに潰れた旅館の姿が見えてくる。また別の入り方として、わんぱく王国の第3駐車場(→地図)を通り抜けて行くルートもある。