1. 概要
鱒池亭(ますいけてい)とは三重県伊賀市にある割烹旅館の廃墟である。三重県でも指折りの心霊スポットに数えられ、経営に行き詰まり一家心中をしたオーナー家族の霊が、夜な夜な姿を現すと言われている。
1-1. 鱒池亭の歴史
鱒池亭の前を流れる奥山川の上流には、奥山愛宕神社や青山高原といった観光地がある。この鱒池亭はそこへの行楽客を相手に食事や宿を提供していたと言われる。
1-2. 鱒池亭での事件・心霊現象
2. 実際に行ってみた

寂しい山道を進んでいくと、道路脇にボロボロの看板が現れた。昔はここに「鱒池亭」と書かれていたらしいが、今では文字のあった所が崩れて無くなってしまっている。
ここから右手に伸びる獣道の先に、その鱒池亭があるはずだ。

しかし、行く手にはこの非常に風流な橋が現れた。廃墟は川の向こう側にあり、どうしても川は渡る必要がある。だがこの晩秋のクソ寒い時期に、素足で渡河などしたくない。
ためらうように辺りを見回し、やはりこの橋しかないと腹をくくる。慎重に足を乗せてみると、橋は意外としっかりしていた。私はゆっくりと歩を進めていき、無事に向こう側まで渡ることができた。

そして本館の大浴場にも、湯船の中に大きな岩がドンと置かれている。どうやらこの鱒池亭は、栃木県にある廃墟「大谷グランドセンター」のように、天然石にこだわった内装をコンセプトにしていたようだ。
【廃墟Data】
状態:健在
難易度:★★★☆☆(普通)
駐車場:なし
所在地:
- (住所)三重県伊賀市勝地 付近
- (物件の場所の緯度経度)34°41'30.0"N 136°13'36.1"E
- (アクセス・行き方)
【自家用車】名阪国道「上柘植IC」より、伊賀コリドールロード経由で約30分(24km)。