概要
津山プラザホテルとは、岡山県津山市にある大型ホテルの廃墟である。地方部にあるホテルとしては、豪華な結婚式場や展望レストランを備えているのが特長であった。開業は昭和49年(1974)であるが、2000年代の半ばには廃業してしまった。
この廃墟は、記事冒頭の美しいガラス張りの階段室で有名である。その様子は、かつて「廃墟の女王」とまで謳われた摩耶観光ホテルを彷彿とさせることから「岡山のマヤカン」の異名を持つ。
また、ここは心霊スポットとしても有名であるが、実際の謂われはその人気度に比べて極端に少ない。かろうじて「若い女性のすすり泣く声が聞こえる」とうわさされている程度である。
実際に行ってみた

──っと、この階段がうわさの「マヤオカ」だったか! いきなりクライマックスだな(笑)
ほほう、確かにガラス張りの美しいアーチと木々の緑が、摩耶観光ホテルの有名なあの部屋を思わせる。そこら中が見るも無惨に荒れ果てたホテルの中で、ここだけがまるで別世界のようだ。
なるほどね、これは本家に迫るくらい美しいんじゃないか。

こちらは同じ階の「出雲の間」。結婚式場として使われていたとのこと。灰皿とマッチが机の上にずらっと並べられている所にすごく時代を感じる。
今こんな所で喫煙なんてした日には、超高額なクリーニング代を請求されそうだ。


(▲ この写真は境界線を左右に動かせます。iOS13以前では表示されません)
デラックスツインルーム。


(▲ この写真は境界線を左右に動かせます)
シングルルーム。


(▲ この写真は境界線を左右に動かせます)
同じく最上階の「スカイレストラン」。

目線を少し近場に落とすと、つい先ほど足を運んだ廃墟である作陽音楽大学の常盤寮が見えた(右の長方形の建物)。
【廃墟Data】
状態:健在
難易度:★★☆☆☆(低)
駐車場:ホテル前の旧敷地内に駐車可能なスペースあり(→地図)
所在地:
- (住所)岡山県津山市八出880
- (物件の場所の緯度経度)35°03'18.0"N 134°00'41.3"E
- (アクセス・行き方)
【自家用車】中央縦貫自動車「津山IC」より、国道429号線経由で約10分(5.2km)。
【公共交通機関】JR津山線「津山駅」にて下車、駅より徒歩約10分(800m)。